低身長フェチシズム

#24 ページ24

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目黒「 可愛いっていう幻想押し付けてるだけだよ。 」









その言葉に思わず息を飲み込む

出かかっていた反論は、首の辺りで止まってしまった






幻想、、
私って佐久間先輩に理想を押し付けていただけなの？




何も言い返せない私に追い打ちをかけるようにして目黒は言葉を強める

























目黒「 佐久間先輩のこと"男"として見れないのならやめといたら？ 」
































その時ちょうど教室のドアが開いた

立っているのは、急いで来たようで息を切らしている佐久間先輩










佐久間「 あ、Aちゃんいた！一緒に帰ろう？ 」






その態度を見て、今の会話は聞かれていなかったと安心した









「 あ、えっと、」







仕事なんて全部終わってる
後は帰るだけ
そんなのスクールバッグ片手にしている私を見れば一目瞭然だった





なのに















「 すみません…まだ委員会の仕事が残っていて、 」









私は何を言っているのだろうか















佐久間「 あ……そっか、了解！頑張ってね！ 」









だけど、笑顔で受け入れてくれる先輩
私の嘘を瞬時に理解はしたと思う













佐久間先輩は凄く優しい
付き合ったからといって身体の関係もまだ結んでいないし

私のことを大切にしてくれているのは分かっている








だけど、目黒の言葉を聞いてから

佐久間先輩とどう接していいか分からなくなったんだ









可愛い可愛い佐久間先輩

私の中でその立ち位置はずっと変わらないと思っていたから












私は "彼氏" という名前をつけて
ペットを飼っている感覚だったのかもしれない









それから何日も何日も
佐久間先輩の誘いを断り続けてしまった



自分から会いに行くことも出来なくなった


















佐久間「 Aちゃん。 」











佐久間「 話があるから、ちょっと来て。 」

















強く腕を掴まれる






それさえ、怖く感じた私は一体これからどう彼と向き合っていけば良いのだろうか









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