≠ ぱられる 2

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ジェシー「ふふ、いいよそんな睨みつけなくたって。お前みたいな馬鹿な奴見るのも大好きだから。」







ジェシーさんの言い分は、まるで私が成功しないことを示唆しているようにも聞こえた








「絶対に……助けだします。」


ジェシー「はいはい分かったから。」









ジェシーさんが右手をあげると、体がふわっと浮く感じがして
そして徐々に光に包まれていく

懐かしいこの感覚

もうすぐパラレルワールドへ行けるんだ…








すると、ジェシーさんは思い出したように、その手を降ろした









ジェシー「あ、そうそう。向こうの世界にも番人はいるから色々話を聞くといいよ？どうやったら全員を救い出せるかとかね〜あいつの方が詳しいから。俺はこっちの世界から送り出すだけ〜。」








向こうの世界の番人？



……あ、そうだ
私がこちらの世界に戻る時にも声が聞こえたんだ
確か……凄く若くて、明るい声だった気がする









「……その人にはどうやったら会えるんですか？」


ジェシー「うーん、君が困ったら多分出てきてくれるはずだよ？まぁそのへんは安心して。」








凄いテキトーな気もするけど、それでも何だかジェシーさんは信用出来たし
困ったら出てきてくれるのは、純粋にありがたいと思えた











ジェシー「準備はいい？」


「…はい。」









本格的に目の前が輝いてくる

ジェシーさんの体も見えなくなっていて、眩い光が全身を覆う感覚












ジェシー「AHAHA〜せいぜいあちらの世界を楽しんでー？」









やがて彼の声は消えて

そして光が私を包み込んだ












ジェシー「いってらっしゃーい！」















…

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