君は佐久間の嫁だから！

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私がぽつりと言うと、佐久間はきょとんとした顔








佐久間「 え？まじ？冗談だったんだけど、俺の事本当に意識してくれているの？ 」









まじかまじか！と、慌てふためくその姿があまりにも可愛くて

思わず笑顔で頷いてしまった








すると、漫画でしか見れないような声で叫びながら喜んでくれる彼







「 ちょっと、うるさい！ 」



佐久間「 だって嬉しいんだもん！ずっと好きだった子にようやく意識してもらえるなんて！ 」











言葉にしてもらうと私も少し照れるものがある




佐久間は私が好き

これは確実なこと








それなら、私が気持ちを伝えれば………









「 あの、私 」


佐久間「 あああ待って！待って！待って！ 」











突然手をぶんぶん振り回す佐久間

何か言いかけようと思ったのに、凄い勢いで止められてしまった
















佐久間「 そういうのは俺から言いたいし、それに！………まず、この問題解決してからじゃない？ 」









そう言いながら佐久間が横目で見るのは、得体の知れないあのストーカー





後ろから聞こえてくる謎の足音は止まることがない

気が付けば私の家ももうすぐそこだった













佐久間「 とりあえず絶対に俺がこの事件を解決してみせるから！そしたら……ね？ 」









そう微笑む佐久間は私が何を言いたかったのかお見通しのように見えた














「 …うん、分かった。今日もありがとう。おやすみなさい。 」







佐久間に手を振って家に入る





















ごめんねこはる



やっぱり私は彼に洗脳されているように思えないよ
サブリミナル効果だか何だか知らないけれど証拠も何も無い



こはるのことは大好きだし信用はしている




それでも譲れないものもあるんだ






少なくとも私は佐久間を信じてみようと思う



















「 目覚めたら、いっぱい佐久間の良いところ伝えるからね…… 」









今日、私は君への恋心を再認識した













私は佐久間が好きなんだ









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