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*
「 えーっ、大丈夫なの…………？ 」
「 うん、今のところは………… 」
「 それって、誰ー？ 」
「 嶺亜さん。 」
ジェシーくんが言うと
「えっ、嶺亜さんが！？！？」
１人の女子が、驚いたように声をあげた
すると、ジェシーくんは
「 あれ？ 知ってるの？ 」
口角をあげて言う
「 あっ 」
そうか
ようやく、分かった
カマをかけたんだ
「 えっ、と……………、 」
女子たちは、オドオドしていて
あの時の迫力なんて、微塵も感じない
「 やーっぱり、お前らだったんだ。
松村の奥さんに、情報を流したのは。」
女子たちは、ビクッてなって
でも、諦めたように 下を向いていて
「 ……お金くれるって、言うから………。 」
半泣きで、１人が呟く
「お金？」
「うん…、……１万円。」
「１万円！？」
「下校途中に、松村先生の奥さんに会ってさ………
『ねぇ、アナタ達 あの学校の子よね？』
それは、ある日の帰り道
『……えっ、はい………………』
『松村先生、って ご存じ？』
『あぁ、知ってますよ！』
って言ったら、女の人が
『私、松村先生の 妻なんですけど…………』
『えっ、奥さん！？』
まさかの、発言
『そんな驚かないでよ。ねぇ、それより あの人のこと何か知らない？』
『……………なんか？』
『あの学校に赴任してから様子がおかしくて…………。少しでも良いの。何かあったら、教えてくれない……かな？』
いきなりのことで、驚いて
そして、言ってはいけないと思ったんだけど
『１万円。』
『１万円で買うよ？その話。』
嶺亜さんが、財布を出したんだ 」
「で、話しちゃったわけか。」
女子たちは、静かにうなずく
１万円
それで、私と松村先生の関係は壊されたんだ
そう思うと、無性に腹が立ってきて……
その時
― ― ２年Ａ組 ルイス・ジェシー。至急、職員室高地のところまで。
突然の放送で
「 やべっ、呼ばれちゃったよ。 」
ジェシーくんが呼ばれた
「 あとは、任せた！ 」
って、ジェシーくんが行っちゃって
残された、私と女子たち
*
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Moana(プロフ) - 切なくて胸が苦しくなりました、、、。 (2020年5月27日 3時) (
レス) id: f11ef5156d (このIDを非表示/違反報告)
なまりょこ - 泣いてしまったぁ……(いい小説 (2020年2月24日 4時) (レス) id: b59d8b383c (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 無理、もう、切なすぎて、無理.......素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。 (2020年2月23日 0時) (レス) id: ba47fd021b (このIDを非表示/違反報告)
むっく - すごく感動しました。切なすぎます。文字の一句一句から泣けてきます。感動をありがとうございました。 (2015年8月28日 19時) (レス) id: ae69d59b6a (このIDを非表示/違反報告)
くるくる(プロフ) - 感動しすぎて切なすぎて泣きすぎました。素敵な作品ありがとうございます。 (2015年8月22日 1時) (レス) id: d9e44fa14c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2015年7月11日 11時
