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*
本当に自分のことしか考えていないんだな
って、自分が嫌になりそう
「あれ？Aにしては、来るの遅いじゃん。」
朝、行くのもやめた
「１人弁？だったら、一緒に食べよ。」
昼、行くのもやめた
私と松村先生は
次第に、どんどん関わらなくなっていった
と言っても
私が、一方的に避けているだけだけど
それでも、廊下を歩いていると、松村先生に会って、話しかけたいんだけど
やっぱり、ダメだから無視して行こうとすると
「 おいっ、無視すんな。 」
私の頭を
ポンッと叩く、松村先生
「最近、来なくね？どーしたの？」
松村先生は、寂しそうに聞いてくるけど
本当は来てほしくないんじゃないの？
「別に。」
松村先生が、まだ何か言いたげだったから
そのまま走って、私は逃げた
それから、１週間ちかく行かなかった保健室
なのに、今朝はそこへ向かって走っている
「 松村先生っ…………」
昨日の放課後
たまたま聞いてしまった、女子たちの会話
「明日の朝。保健委員のことで、松村先生に相談することあるのー」
「もう、松村先生には許可とったの？」
「ん？まだだけどー。朝、いきなり行ってもいいかな？」
保健委員の子たち
………朝って、まずくない？
松村先生、情事中じゃん
それに、あの子たち
まだ抱かれてないから、松村先生の噂、知らないんだと思う………
女子たちの間では、言わないのが暗黙のルール
お互いが、抱かれたって知っていても、言葉に出してはいけない
出した時点で、あの証拠写真をバラまかれるから
でも、今回は違う
彼女たちは、まだなんだ
つまり、弱味がない
見つかったら、おしまい
「 ヤバイじゃん」
私は、早くから学校に向かっていた
そして、その足は保健室へ
松村先生が、私のことをウザがっていようがそんなの関係ない
松村先生が危機なら、私が助けに行く
だって、大好きなんだもん
「 松村先生！ 」
勢いよく、ドアを開けると
そこにいたのは、松村先生
なぜか、ただ１人だった
「 松村先生………………？」
*
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Moana(プロフ) - 切なくて胸が苦しくなりました、、、。 (2020年5月27日 3時) (
レス) id: f11ef5156d (このIDを非表示/違反報告)
なまりょこ - 泣いてしまったぁ……(いい小説 (2020年2月24日 4時) (レス) id: b59d8b383c (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 無理、もう、切なすぎて、無理.......素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。 (2020年2月23日 0時) (レス) id: ba47fd021b (このIDを非表示/違反報告)
むっく - すごく感動しました。切なすぎます。文字の一句一句から泣けてきます。感動をありがとうございました。 (2015年8月28日 19時) (レス) id: ae69d59b6a (このIDを非表示/違反報告)
くるくる(プロフ) - 感動しすぎて切なすぎて泣きすぎました。素敵な作品ありがとうございます。 (2015年8月22日 1時) (レス) id: d9e44fa14c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2015年7月11日 11時
