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*
「なんで、松村が来るんだよ！！！！」
私が呼んでしまった、松村先生のこと
「そんな嫌なの？」
「もう、色々と……………」
「その、テストの件だけ じゃなくて？」
「そんなもんじゃない！！親戚だから、俺は小さい頃から会ってて…もう、あの記憶は トラウマだよ。」
何だか分からないけど、色々可哀想
ごめんね樹
「あーもー！！！」
なんて、叫んでいる樹も
「大丈夫、俺がいるだろ？」
なんて、女の子に言うような大我の言葉を聞いたら
「うん、そうだね。京本くん、愛してる。」
いつも通りの平常運転に
平常っていっても、それヤバイんだけどね
それから、待つこと５分
「ねー、まだーー？」
しびれを切らしてきた、樹
「本当に来るって言ったの？」
疑ってくる大我
待ち合わせ時刻は、もう過ぎている
「うん…………来てくれるって言ってたんだけどね……」
なんだか、私まで不安になってくる
すっぽかされたの？
冗談だったの？
それとも、奥さんと？
「…………松村先生………………」
思いたくないような予想図を、頭の中から消したいんだけど
やっぱり考えてしまうのは、奥さんと一緒にいる松村先生で
２人仲良く笑ってる姿が、私を苦しませる
すると
「あっ！！」
樹が、向こうを指差しながら叫んだ
もしかして、松村先生？
「ごめーん、遅れて！」
向こうから手を振り、走りながらやって来るこの人は
松村先生
…………………じゃない
「えっ、誰？」
明らか松村先生じゃない、うん、絶対
「ごめん、ちょっと迷った！」
明るく、笑顔で話しかける この男性
「お前にしては、珍しいな。」
「うん。俺も、びっくりしてる。」
「来ないかと思って心配したぜー。頼むぜ！」
「それ、まだ気に入ってんだ」
樹と大我と、楽しく お話し中
…………いやいや、ちょっと待って
私だけ、知らないんですけど
なんて、軽い疎外感に泣きそうになっていると
「あっ、Aは初対面じゃん！！」
ようやく、私の存在に気付いてくれた樹
「あっ、そーだったな。」
「ではでは、自己紹介を どーぞ！」
樹の言葉を聞いて、にこやかに私の前に立ったこの男性
*
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Moana(プロフ) - 切なくて胸が苦しくなりました、、、。 (2020年5月27日 3時) (
レス) id: f11ef5156d (このIDを非表示/違反報告)
なまりょこ - 泣いてしまったぁ……(いい小説 (2020年2月24日 4時) (レス) id: b59d8b383c (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 無理、もう、切なすぎて、無理.......素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。 (2020年2月23日 0時) (レス) id: ba47fd021b (このIDを非表示/違反報告)
むっく - すごく感動しました。切なすぎます。文字の一句一句から泣けてきます。感動をありがとうございました。 (2015年8月28日 19時) (レス) id: ae69d59b6a (このIDを非表示/違反報告)
くるくる(プロフ) - 感動しすぎて切なすぎて泣きすぎました。素敵な作品ありがとうございます。 (2015年8月22日 1時) (レス) id: d9e44fa14c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2015年7月11日 11時
