はっぴービっチは紅一点_2 (ページ10)

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# ページ10

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普段は、これくらいじゃ酔わないんだけどなぁ、

深澤「お前本当に顔真っ赤だよ。」

佐久間「 Aってそんなに酒弱かったけ？」

「そんなことないよ～～～！」

渡辺「あぁ何か面倒くさそうな酔い方してんなぁ。」

そんな翔太に腹を立ててテーブルの下から思い切り股間を蹴ってやった

痛みに顔を歪める翔太を横目に、

だけど、そう言われても私は酔ってる自覚がない
これくらいじゃ普段は酔わないもん

向井「 Aちゃん、ちょっと飲みすぎ… 」

「何言ってんの！まだまだ飲めるから！」

康二の注意をフル無視して、鏡月をまた飲む

一気飲みすると、ふとグラスを持っていた手に力が入らなくなった

岩本「お前、そんなこと言って…、」

照の呆れたような声が聞こえて

目黒「あ！おい、A、」

反対側の隣に座っていた目黒に体を支えられて

ここで私はぷつりと記憶を失った

￣￣￣
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# 目黒 side

向井「 Aちゃん飲みすぎやん、」

宮舘「誰か薬でも盛ったの？」

目黒「いや、普通にこいつの体調の問題だろ。」

体調が悪いとお酒は回りやすくなる

ご飯もそんな食べてないし、多分いつも以上に酒が体に来てるんだろうな

豪酒……って程でもないけど、それなりに酒が強いこの女がこんな酔い潰れてるのは正直初めて見た

阿部「 ………誰がこれ持って帰る？」

渡辺「俺でいいよ？」

深澤「いや違ぇだろ、押し付け合いじゃなくて奪い合い。察しろよ」

アルコールが入ったふっかさんは少しだけ毒舌
そして、全体的に雰囲気が悪い

いや悪いというか……多分、殺伐としている

誰がお持ち帰り出来るか
一触即発の戦争状態
そんな中

「 ……めーぐろ、」

佐久間「あはは、もうご指名入ってんじゃ～ん！」

Aが呟いたのは俺の名前

まじか、俺か

目黒「 …俺でいいんすか？」

岩本「良くねえけど、まぁいいんじゃね？」

残りのメンバーは納得いってなさそうだったけど、それでも俺は普段みんなの介抱しているし

いつもの流れで、俺が持ち帰ることになった

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