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→どうしよう…。 ページ44
私は家を飛び出し
思い出の海に来た。
潮風が染みる。
ここに来るまでの間
みんな私を探して走ってた。
でも私は秀太自身に見つけて欲しくて
絶対来てくれるだろうと信じて
ここまで来た。
『はぁ…』
思えばここで秀太と遊んだのも
この子ができる前か…
なんか遠い昔の記憶みたい。
つい最近のことなのに。
秀太との思い出を
思い出してるうちに
目から雫が流れ落ちてきた。
すると…
ﾎﾟｺｯ
『えっ…動いた？』
更に…
ﾎﾟｺｯ、ﾎﾟｺｯ！
『蹴ってる…』
泣かないでと言っているみたいに。
『そうだよね、ママが弱ってちゃダメだね。』
そんなこと言ってると、
近くにタクシーが止まった。
そしてこちらを見るなり
ダッシュしてきた。
ー
→見つけた。Shuta side
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作者名：Pon | 作成日時：2021年7月2日 2時
