��高橋涼介ー熱(風邪) ページ2
『38.2℃…』
さっき涼介にメールで熱が出たとは送ったけど
スマホをテーブルに置いてしまって
歩くのも辛いから
返信が来てるかどうか分からない。
仕方なく寝ようとしてたら
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
《宅配かな？…今行くよ…玄関まで…》
ﾊﾞﾀﾝｯ
倒れてしまった。
ーーー
『ん…』
「起きたか」
『涼介…』
「驚いたぜ、Aが熱出たってメール送ってきたから
心配で様子を見に来て、インターホン押したら
鈍い音がしたんだからな」
『ごめんね…』
「大丈夫だ、それより水分とってるか？」
『飲んでない』
「食欲は？」
『ない』
「少しでも食べないとダメだろ…」
『今は何も食べたくない…』
「じゃあ俺が作って、食べさせるって言うなら？」
『たべれる…かも』
「ふっ、わかった。少し待ってろ」
《普段ならAは、こんなこと絶対言わない》
ーーー
「ほら、出来たぞ」
『んー、ありがとう…』
「ほら、食べてみろ」
『ん、』
「どうだ？」
『美味しい…！』
「良かった、無理のない程度で食べような」
『うん』
ーーー
「完食か、偉いぞ」
『美味しかった』
「じゃあ薬飲んで、また寝ようか」
『お薬…やだ』
「飲まないと治らないぞ」
『うぅ…』
「治ったら俺のナビシートでデート行けるのにな…」
『わかった。飲む』
「ふっ、正直な奴だな」
『うるさいーーー！』
「悪かった、ほらこれ」
涼介から薬を貰い、飲み込む。
『んっ』
「偉いぞ、じゃあ寝て早く治そうな」
『うん』
「おやすみ、A」
ーーー
高橋涼介Ｖｅｒ．
Fin
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作者名：Pon | 作成日時：2023年10月24日 0時
