hope #15 ページ16
”私、そろそろかも”
そう告げたときのさかたんは、とても悲しそうだった。
…当たり前だよね。
テレビには、「HAPPY NEW YEAR」の文字。
「俺、Aと出会えてよかった」
「ふふ…私もだよ」
「A、好きだよ」
「私もに決まってるじゃん。ねえ、さかたん?」
「…なぁあに?」
「そんな泣きそうな顔しないで」
「…ぅ、うん」
「明けまして、おめでとうございます」
「お、めでとう」
「そしてー…」
意識が薄れていく。
瞼に思い浮かぶのは全部さかたん。
本当に、一緒にいれてよかったなぁ。
やっぱりさかたんと一緒に生きたかった。
でもきっと私たちならどこかで出会える。
それそれはきっと
幸せな形でー…。
”来世も、よろしくお願いします”
ピーー………
狂いそうな静けさの中
無残にも機械音が鳴り響く。
坂田の目に映ったのは、
0
の数字だった。
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うらたんとさかたんが好きで〜すなオ☆タ☆ク☆ - やばい!とにかくやばい!(語彙力) ハマってるわ〜! (2018年12月21日 15時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
鈴明 - この話すごい好きです!!更新すとっぷしてるみたいですけど、気長に待っているので自分のペースで更新してください!待ってますから!(^◇^) (2018年11月27日 21時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@miku♪♪♪USSS | 作成日時:2018年8月14日 11時