hope #1 ページ2
はっと目が覚める。
いつもと変わらない天井。
…そうだ、私は。
昨日…余命宣告されたんだ。
残り3ヶ月しか生きられない…と考えるとどうしようもない恐怖が襲ってきた。
こんな当たり前日々が…3ヶ月で終わる。
ふと思ったことは
_____死にたくない
たった6文字だった
ガラガラガラ…
ドアの方を見ると…
「Aちゃん！体調はど？」
そう言ってにこにこと入ってくる坂田さん。
「ぁ…坂田さん。結構元気ですよ」
そう言って笑いかける。
それなのに坂田さんは不満な顔をする。
…え、なんか言った？
「坂田さん…って。俺あだ名さかたんなん。さかたんって呼んでや！」
え…たったそれだけ？
「さ…さかたん？」
少し照れくさくなってそう言うと
「はい、なんやなんや！」
と言って嬉しそうに笑う。
…尻尾が見えるぞ。
「…あ、そうや！熱測って！」
さかたんは私に体温計を渡す。
「あ。ありがとう」
私は熱を測ってる間、空を見上げた。
澄みきった空が私の心に痛いほど刺さった。
無意識のうちに、私は涙を流していたらしい。
さかたんは慌てて
「どこか痛いところあるん！？」
そう言った。
「…べつ、に」
そう言って下を向く。
それを察したのか、さかたんは一瞬はっとして…
私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「…今は力になれんかもしれへん。でもな？残り僅かな命で、やりたいことを見つけるんや。…俺もついてるから」
そう…言った。
心臓が…うるさい。
心臓病である私は、きちんと音を立てて動いている事実に少し嬉しくなったりした。
そして…
その時私は自覚した。
私は…さかたんのことが好きなんだ。
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うらたんとさかたんが好きで〜すなオ☆タ☆ク☆ - やばい！とにかくやばい！(語彙力) ハマってるわ〜！ (2018年12月21日 15時) (
レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
鈴明 - この話すごい好きです！！更新すとっぷしてるみたいですけど、気長に待っているので自分のペースで更新してください！待ってますから！(^◇^) (2018年11月27日 21時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@miku♪♪♪USSS | 作成日時：2018年8月14日 11時
