【ヒロアカ】『Destiny』これが私の個性。【爆豪勝己】 (ページ7)

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05:宣戦布告ページ7

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「爆豪くんはさ、運命って信じる？」

爆豪「信じるわけねぇだろ」

「じゃあ私と出会ったことは運命だと思う？」

爆豪「別に、なんとも思わねぇ」

ポケットに手を入れながら、後ろを向いてる爆豪くん。

横目で見つめてくる爆豪くんは、なんだかすごくかっこよくて。

「私は運命だって信じたいな」

なぜだかそんな言葉が出てしまった。

爆豪「そーかよ」

そう言って、目をそらす彼。

自分ではあまり気づかなかったけど、爆豪くんのことすっごく知りたいなって思ってる自分がいて、
もっと近づきたい。爆豪くんに。

「爆豪くん」

爆豪「あ？」

「私は弱いけど、爆豪くんに勝てるように努力するね」

今はこの言葉しかでてこなかった。

多分爆豪くんには、私のこの気持ちは迷惑だろう。

だから閉まっておこう。

私は爆豪くんと出会ったことが運命だって信じたい。あんなに名前が知りたいって思ったのも、爆豪くんが初めてなんだよ？

爆豪「お前ごときに俺が負けるかよ」

「勝つし」

爆豪「あ？！無理だっつってんだろ！」

「勝つ!!」

爆豪「ちっ、くそうぜぇ」

爆豪くんはそう言って、帰ろうとしていた。

私の宣戦布告してしまったこの言葉はもう取り消すことはできない。

だから

「爆豪くん!!」

爆豪「今度はなんだよ」

「私、本気だから!!」

何も返事を返さず、そのまま歩いて帰ってしまった彼の背中をみると、なんだか男の子って感じがして
すっごいドキドキした。

また、話したい。

そんな気持ちを残しながら、その場を去った。