【ヒロアカ】『Destiny』これが私の個性。【爆豪勝己】 (ページ4)

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少しさかのぼって

高校をどこにするか迷っていた頃。

私ははじめ、雄英高校にはいくつもりはなかった。

だって、『Destiny』

私の個性は戦闘には向いてない。ヒーローにだってなれないって思ってた。

ヒーローに憧れがあった私には、

運命を変えるだけでは何もできないと。

そう思っていた。

だが、

運命を変える？

そーだ、運命を変えちゃえばいいんだ。

自分が受かるように、運命をどんっと変えれば
もしかしたら、受かるかもしれない。

そう考えた私だったが、

結局運だけではダメだと思い、勉強はしっかり頑張って体力もつけた。

戦えなかったらヒーロー科に行く必要がない。

そこで私は、格闘技を身につけることにした。

そんなこんながあって、入試試験当日。

仮想敵ロボットを倒したのは倒したが、それは運良く、受験していた人のを横取りしたみたいなものだ。

そして、人助けもしっかりしたこと。それもポイントに入っているだろう。

もちろん、馬鹿そうには見えるけど結構勉強はできる方だ。筆記試験は問題ない。

そして、なんと個性を使い、運良く雄英高校に合格したのだ。

「う、受かってる!!!」

嬉しさのあまり、何度も見直したことは今でも覚えてる。

爆豪勝己に出会ったのは、入学式の事だ。

その時は見た時から、何かピンっときたものがあったのだ。

『ヘドロ事件』

テレビで彼を見かけた時は何も感じなかったのに。

あの時だけは、運命を感じたのだ。

もしかしたらこれが、運を良くした代償だったのかもしれないと感じた。

そんなこと、あるわけないよね。