過去 ページ23
スキン「Aの本名は、
韓国とオーストリアのハーフで、母親が韓国人で父親がオーストリア人。
そのためにAの母国語は韓国語と英語だ。
Aはオーストリアにある小さな国の殺し屋である夫婦の元で生まれた。
Aの両親は誰でも6秒以内に殺せる凄腕の殺し屋だった。
当時、両親は"ファブル"と呼ばれていた。
両親は裏社会を仕切るほどの力を持っていて、周りは下手に動けない状態だったんだが、段々と周りの勢力が団結して裏社会を支配しようとしていたんだ。
しかし、当時の裏社会はかなり荒れていてな、そんな状態で裏社会を支配されてしまえば、世界は壊滅状態に陥ってしまう。
Aの両親は殺し屋ではあるが、正確には復讐屋。殺されたものの遺族たちから復讐と称して依頼を受け取っていた。
だから、今ファブルたちが殺されれば、殺しが当たり前な世界になってしまう。それを阻止しようとしたファブルたちは、子供に跡を継がせることにしたんだ。
だが、子供に跡を継がせるにしても、過酷な道になることは分かっていたため、産まれてきた子供が男の子なら跡を継がせ、女の子なら遠くに逃がすことにしたんだ」
村山「え、じゃあなんでAちゃんは跡を継いでんの？」
スキン「両親は、医者であり父親の幼馴染であった人物に、子供の性別を確認してもらうことにしたんだ。だが、どこからか情報が漏れ、その幼馴染は多額の金額に目がくらんで、男の子だと嘘の性別を言ったんだ」
尊龍「そうだったのか…」
スキン「男の子だと知った両親たちは、子供に跡を継がせることを決め、もし自分たちが死んでも、Aが独り身にならないように、組織を作った。
それが、今あるmaliciousだ。今のmliciousのボスはファブルのパートナー的存在で、俺たち4人はファブルと行動を共にしていたんだ。
そして、両親はAを産んだ。そこで幼馴染に騙されていたことを知ったんだ。でも、情報が漏れている以上、跡を継がせなければならなかったんだ。
"ファブルの娘"こう聞くと結構な影響力があるが、所詮はただの子供だ。すぐに殺されてしまう。そのために、簡単には死なない体を作る必要があった」
コブラ「簡単には、死なない体、？」
スキン「そう。それが継がせるのは男の子だと決めていた理由なんだが…。
そして、Aが2歳になった時に、訓練と称した地獄の日々が始まった」
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作者名：サラ | 作成日時：2022年11月26日 7時
