不審者 ページ19
翌日
〜ITOKAN〜
尊龍「そう言えば、数日前にAの家に不審な人物が出入りしてるのを見た」
ダン「何やて！？」
テッツ「てか、なんでAちゃんの家知ってるんすか！」
雅貴「九龍撲滅計画実行した時に、泊まりに行ったからな」
テッツ「あ、そっか」
ヤマト「で、不審な人物ってどんなやつだったんだ？」
尊龍「それが、執事が着てるような服装で、メガネかけた男だったな」
広斗「そいつ、結構年いってたぞ」
ダン「まさか、そいつがあの"ゆう"って奴なんやないか？」
ノボル「いや、流石に指輪に名前刻むぐらいだから、おじさんってことは無いと思うけど…」
DTC「確かに…」
コブラ「…A達は何を隠してるんだろうな」
ノボル「うーん…、深刻な何か？」
村山「Aちゃん…(泣)」
チハル「だから、村山はなんでいつも居んだよ！！」
村山「だって！Aちゃんに毎日会いに来るって言ったもん！」
ヤマト「まぁ、肝心のAがいないけどな」
尊龍「あれ、スキンは」
ノボル「…居ないね」
チハル「もう夕方なのに、」
村山「じゃあさ！あの不審者のことも兼ねてAちゃんに会いに行こうよ！」
テッツ「お前はAちゃんに会いたいだけだろ」
ダン「ま、今日は来るの遅いからな。少し様子見に行こや」
雅貴「もしかしたら、不審者にも会えるかもしれないしね」
コブラ「ん、じゃあ行くか」
そうしてコブラたちはAの家へと向かった
テッツ「ここ、っすか？」
広斗「あぁ、」
ヤマト「…普通だな」
チハル「あの執事みたいな人居ませんでしたね」
ノボル「まぁ、夕方だしな」
そこは4階建てのアパートだった
コブラ「で、部屋番号は」
尊龍「402だ」
コブラ side
雨宮の兄貴から部屋の番号を聞き、全員だと多いから俺とヤマト、雨宮達の5人で向かった。
部屋の前に着くなり、中から音が聞こえた気がした。
ドアに顔を近づけてみると、中から刃物が落ちる音がした。俺たちは顔を見合わせたあと、ドアノブに手をかけた。すると、鍵が空いていて俺たちはゆっくりとドアを引き中に入った。
広斗「おい、何だ、これ」
コブラ「っ、おい、」
雅貴「えっ、これ、血、？」
そこには部屋のあちこちに飛び散った血の跡が広がっていた。
コブラ「Aっ、！！」
俺はAを探すために部屋に入った。
少し進んで俺の目に入ってきたのは倒れているAと返り血で真っ赤に染まったスキンだった。
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作者名：サラ | 作成日時：2022年11月26日 7時
