孤独な殺し屋 【HiGH&LOW】

お願い ページ30

尊龍 side





俺たちは、やっと、開放されたんだ。両親が喜ぶかはわからない。でも、この機会をくれたAには、感謝でしかない。










でも、正直驚いた。この子は絶対に表の人間だと思っていたから。



でも、Aの仕事に対して非難はしない。俺たちも似たような悪行を行っているし、



それに、





もし、少し前に、Aの依頼のことを知っていたら、俺は絶対に、殺しの依頼をしていたと思うから…。




尊龍「ありがとう…。A。Aの仕事について非難なんてしない。俺たちも似たようなことをしているし、もし、Aの依頼のことを知っていたら、俺は、絶対に、依頼を送っていたと思うから」


雅貴「…A、兄貴を助けてくれてありがとう。少なくともAは、あいつら九龍とは違う。同じ裏の人間だとしても、Aは善人だ。だから俺もAの仕事に対して、非難はしないよ」


広斗「…悪かったな、…俺も、お前たちを非難はしない…」


A「フフッ笑、ありがとう」





A「急で悪いんだけど、1つお願いがあるの」


雅貴「お願い？」



Aは今SWORDで起こっていること、カジノ計画のこと、九龍の企み、工場のことなどを話した



A「そこで、3人には行ってほしい場所がある」


広斗「場所？」


A「そう。その場所で九龍を潰すための証拠をもらってほしい」


雅貴「証拠？」


A「うん。証拠は2つ。1つは工場の責任者、そしてもう一つは工場の資料。それで今、警察の西郷って人に証拠集めをお願いしてるの」


尊龍「なんで、警察？」


A「その証拠が警察署内部にあるの。それに、これを世間に公表した時、皆だけじゃ逃げられてしまう。だから公表してすぐに逮捕っていう手筈になってるから、よろしくね」


雅貴「証拠受け取るだけでいいの？」


A「できれば、SWORDに戻って、皆にこのことを伝えてほしい」


広斗「分かった」


尊龍「Aはどうする？」


A「私は一度SWORDに戻る。でも西郷には私も一緒に受け取るって言ったから、襲撃に備えたらすぐに向かう」


尊・雅・広「分かった」


A「じゃあ、よろしく」

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