traveler260 ページ20
エスカレーターに乗り込んで下の階に降りようとしたその時……!!
ドカァァァァァァァァァン!!
当然の轟音と揺れる建物。
私はすぐに哀ちゃんを守るように抱き込み、頭を守った。
間髪入れずにもう一度1回目と同じ轟音と揺れ。
収まるまで耐えようと体制を低くしてただひたすら待つ。
何が起こってるのか分からないまま。
揺れが少し収まるのと同時に今度は店内全ての電気が消えた。
灰原「何!?何が起こってるの!?」
『わからない!!けど、哀ちゃんもう少し我慢して!!せめて揺れが収まるまで!!』
もう一度ギュッと哀ちゃんを抱き込む。
もちろん、苦しくならないように配慮はしてる。
真っ暗な店内、あちらこちらから聞こえる悲鳴と叫び。
さっきまで高級感を醸し出していた店も今はすっかり姿を消して、店内に、飾られていた商品達は無残にも床に散らばっていた。
取り敢えず、別行動を取ってる蘭ちゃん達が心配になりスマホで連絡を取ろうとしたが、全く繋がらない。
恐らくこのショッピングモールに居た全員が状況判断や私と同じように誰かに連絡を取ろうと、一斉に携帯を使い始めたから、電波が繋がりにくくなっているのだろう。
”どうしよう”と困っている時に意外な力を発揮したのが哀ちゃんの持ってる探偵バッチだった。
”携帯は繋がらないのに、それは繋がるんかい!!”って大声で言ってやりたかったけど、今はそんなこと言ってられないし、今はこれに頼るしかないので、黙っておくことにした。
コナン「おい、灰原聞こえるか!!」
灰原「えぇ、聞こえわよ!!」
コナン「そっちは無事か!?」
灰原「私もAも取り敢えず無事よ。」
コナン「こっちも一応全員無事だ!!」
灰原「一体何が起こってるの!?」
コナン「さっき、俺達のいる階で爆発があったんだ!!原因は不明、爆発の被害には合わなかったんだが、客が混乱に陥って今は大パニックを起こしてる!!そっちは!?」
灰原「元々そんなに人が多いフロアじゃないからパニックにはなってないけど、やっぱり周りの人はみんな混乱してるみたい。あと、電気が全部やられてほぼ暗闇に近い状態。」
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癒し系猫 - 作者様!真澄じゃなくて真純ですよ! (2021年3月21日 10時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から2行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます・・・ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年11月11日 17時