検索窓
今日:71 hit、昨日:30 hit、合計:622,634 hit

traveler254 ページ14

灰原「彼女が帰ってきただけでここまで煩くなるのね。私、疲れたから先に遠慮させてもらうわよ。隣だから送りはいらないわ。」





『え!!せめて玄関先まで!!』





灰原「…………ハァ。好きにしなさい。」





『んもー!!哀ちゃん素直じゃないんだからぁ〜。』





灰原「前言撤回してもいいのよ?」





『ごめんなさい!!』





完全に手のひらで転がされてる感が否めないが、哀ちゃんだから良し!!



むしろ御褒美じゃないか!?



あれよあれよと哀ちゃんの後について行ってしまった。



気がつけば玄関を超えて、門を超えて、阿笠邸の門のところまで来てしまっていた。





灰原「……玄関先までじゃなかったの?」





『いくら隣とはいえ、可愛い女の子を1人で返すのには気げ引けるので。』





灰原「あなた、生まれてくる性別間違えたんじゃない?」





『あちゃー。そこツッコむ?安心して、なんとなく自分でもそう思ってた。』





灰原「受け止めないでよ。冗談のつもりだったんだけど……。」





『こりゃまた、失礼いたしました!』





灰原「……ゆっくり休むのよ?後日私を心配させた貸しは返してもらうわよ?」





『やっぱり高くつきますかねぇ?』





灰原「そうね…………。ショッピング。」





『ん?』





灰原「今度、予定が合う日。私とショッピングに付き合って。」





『!!そんなんでいいの?お安い御用ですよ、レディ?』





ちょっとさっきのエセ紳士態度を引き継いでやったら何故か叩かれた。



しかも、そこそこ痛い。



腰はやめよう?



哀ちゃんの身長的にそこが1番叩きやすかったのは分かるけど、腰はアカン!!



おばあちゃんだからもう腰は強くないんだよ……。



結局私は門の外から哀ちゃんが家の中に入るまで見送ってから工藤邸に戻った。



さて、まだ厄介事が残ってるぞ!!



秀一さんが寛大な心の持ち主だったせいで、泊まると口に出してた人間は本当に泊まって行った。



このことを知ってる時点で、私も強制的に泊まらせられたことに気づいてくれると非常にありがたい。



でも、この行動は次の日とても役に立った。



私が昨日、無断欠勤してしまった理由を爆処組が所々変えて、私の代わりにお店の人に説明してくれたのだ。



私が実は誘拐されていたという事実に職員達は一瞬にして顔色が代わり、一人一人私の身を案じてくれた。

traveler255→←traveler253



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (302 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
744人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

癒し系猫 - 作者様!真澄じゃなくて真純ですよ! (2021年3月21日 10時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から2行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
- 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
- んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます・・・ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年11月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。