【名探偵コナン】夢色traveler4

traveler148 ページ6

しばらくすると顔は変装した緋川唯になってるんだけど、ちゃんとスーツを着た景光さんが戻ってきた。



私は我関せずの顔してスマホいじってます。





諸伏｢ライ、車借りるぞ？｣





沖矢｢はい。今日は使う予定ないので、どうぞご自由に。｣





この時点で私は景光さんは諦めて1人で行くもんだと思ってたんだけど、それは飛んだ誤算だった。





諸伏｢恨むならさっきの自分恨めよ？｣





『へ？』





景光さんは私の前に来てそう言うと、人のことをいきなり俵抱きした。





『ハァ！？』





諸伏｢じゃあ、ライ。ちょっと行ってくるな♬｣





『ちょっと待って！！何意気揚々といい顔して行こうとしてるの！！降ろしてー！！ってか、昴さん止めてよ！！』





沖矢｢私には関係ないんで、諦めて大人しく警察庁行ってきてください。｣





『昴さんの薄情者！！人でなしーーーー！！』





こうして私は景光さんによって連れ去られた。





『ほんっと信じらんない……(怒)』





諸伏｢ライも言ってたろ？諦めろ〜。｣





この人、自分で何言ってるのか分かってんのかな？



そもそも連れ去った張本人だろうが！！



あぁ……今回に関しては零さんに会うのが怖い。



いや、本当のこと言うだけでいいのか。



そうだよ！！



私はちゃんと断ったんだから！！



容赦なく連れてきたのは景光さんだ！！



私は悪くない！！



昴さんの赤いスバルをスーツ姿で運転する景光さん。



いや、普通にカッコいいんですけど……。



真剣な顔で安全運転をしている。



助手席特等席すぎるんだけど……。





諸伏｢ん？どうした？もしかして酔ったか？｣





『あ、いや大丈夫。ただちょっとね……運転する姿かっこいいなぁって……。』





諸伏｢ーーーっつ/////……これ、運転してなかったら抱きしめてるところだぞ……。｣





『景光さんって割と隠さずになんでも言うよね。』





景光さんそうは言うけど、私は何度、君達警察学校組を、抱きたいと思ったことか……。



私は絶対に口に出して言う気は無いからな！！





『そう言えば景光さん、警察庁内では”唯さん”呼びの方がいいですよね？』




諸伏｢あー。いや、いつもどおりに呼んでくれ。警察庁内では俺のことはみんな知ってるから問題ないだろ。｣





『そういう事なら遠慮なく。』

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