【名探偵コナン】夢色traveler4

traveler183 ページ41

萩原｢相変わらず頭が固いなぁ〜少しはハメ外そうぜ！！｣





降谷｢時と場合を考えろ！！俺だってちゃんとハメをはずときは外してる！！｣





『まぁまぁ、その辺にして(汗)所で肝心のお酒はあるの？』





萩原｢あー……流石にこの人数分は……。｣





濁した研二さんの返答により今この瞬間、買い出しジャンケンのゴングが鳴った。





『買い出し人数は？』





降谷｢2人が妥当だろ。｣





萩原｢勝った方？負けた方？｣





伊達｢ここは楽しい飲み会のスタート地点って事で勝った方でどうだ？｣





諸伏｢男気ジャンケンってことだな。｣





松田｢やってやろうじゃねぇか！！｣





全員｢『最初はグー！！ジャンケン……ホイ！！』｣





20歳を過ぎたいい大人が揃いも揃って全力ジャンケンをした結果、勝ったのは零さんと陣平さん。




松田｢いっつも要らんところで激運が発動する。｣





降谷｢今日ほど勝って嬉しくなかったことは無い ……｣





萩原｢じゃあ、2人共頼んだぞ〜。金は帰ってきてから割り勘な♬｣




諸伏｢気をつけて行けよ？｣





伊達｢買いすぎるなよ？｣





零さんと陣平さんは渋々重たい腰を上げて、玄関に向かった。



なんだかんだちゃんと行くし、あまり文句も言わないんだよね。



私は思わず、2人の後を追いかけた。





萩原｢A？｣





研二さんに声をかけられたけどごめんね！！



早く行かないと2人共行っちゃうから。



直ぐに追いかけたから、2人が靴を履いてるところで間に合った。





松田｢どうした？なんがリクエストでもあんのか？｣





『だとしたらさっき言ってるよ。』





降谷｢じゃあなんだ？一緒に来てくれるのか？｣





『あ、それは遠慮します。』





降谷｢そこまではっきり言われると怒りを通り越していっそ清々しいな。｣





『特に大した理由はないよ。私が言いたいから来ただけ。』





松田｢何を言うんだ？｣





心底”分からない”という顔をして小首を傾げる陣平さん。



可愛いかよ！！


そんな幼女みたいな行動をした陣平さんの首に腕を回す。



当たり前だけど私より背が高いから必然的につま先立ちになる。





『気を付けてね。ちゃんと待ってるから、行ってらっしゃい♬』





それだけ伝えて離れた。



陣平さんは突然の事に対応できないのか動かない。



その間に零さんも同じことをして、同じセリフを言う。

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