【名探偵コナン】夢色traveler4

traveler147 ページ5

諸伏｢A、今日は俺と一緒にゼロに会いにいかないか？｣





『何それ！！行く！！行きたい！！』





昨日の今日、突然景光さん”ゼロに会いにいかないか？”と誘われた。



昨日の夜零さんと電話したばっかりなのにこれよ。



私、実は激運持ちなのでは？





『目的地はポアロかな？』





諸伏｢いや？警察庁。｣






ん？今なんと？



警察庁？





『前言撤回、今日は大人しく工藤邸で待機！！』





諸伏｢なんで！！さっき行くって言っただろ！？｣





馬鹿か！！



景光さんには悪いけど馬鹿なの？なんなの？死ぬの？



こんなモブ中のモブ！！



一般人が警察庁に乗り込みに行くとか常識外れにも程がある！！



警視庁に行ったことはあるけど、あれはあくまでも事件に巻き込まれたからであって、今みたいになんも目的ないのに行ったわけじゃない！！





『ってか、今は景光さんも一般ピーポーでしょ！？そんな、お出かけ感覚で警察庁行っちゃダメでしょ！！』





諸伏｢え？あぁ、そっか。Aには言ってなかったな。確かに今の俺は一般人だよ？警視庁では相変わらず俺は死んだことになってるし。組織が壊滅したら公安に戻れる手筈にはなってる。今は俺の安全が第一なんだと。組織が壊滅するまで何もしないっていうのは俺が納得しなくて、それを見かねたゼロが俺を協力者として入れてくれたんだ。まぁ、俺だけ状況が違うから他の協力者達と待遇が違うけどな。協力者と言うよりは、ゼロの部下に”風見”って人がいるんだけど、その人と一緒になってゼロのフォローしてる感じ。｣





『そうだったんだ……。あと、風見さん知ってるよ。茶髪短髪、三白眼のメガネの人でしょ？』





諸伏｢そうそう。やっぱ知ってるか。｣





『まぁ、その真実を知ったところで行かないけどね。』





変わるわけがないよね。



その真実を知ったところで私が一般人なのは変わりないんだから。



目の前にはむくれる景光さん。



そんな顔しても無駄です。



あなたがそんな顔したところで可愛いだけです。



私にとってはプラスでしかない！！



そうこうしてるうちにも景光さんが警察庁に行く時間が迫って来ているようで、準備の為に１回自室に下がった。



景光さんには悪いけど、こんな私が警察庁に乗り込むのはマジでやばいって。



結構秘密情報とかあるんじゃないの？



私のこと連れてって怒られるのは景光さんだよ？



そんなの申し訳なさ過ぎて泣くわ！！

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