traveler176 ページ34
諸伏「おい!!俺のこと無視するなー!!」
騒がしい!?
んなもん知ったこっちゃない!!
そんなことより重要なことがあるだろ!?
なんか、ゼロが異常なまでに警戒してた意味がやっとわかった気がする!!
Aを挟んでライに突っかかっていると、突然服を掴まれる感覚がした。
それは目の前にいるライじゃなくて、挟まれていたAの仕業。
よく見ると、ライも同じように掴まれてるみたいだ。
『あの…………3人で寝るじゃダメ……ですか?』
なぁ、これを”可愛い”と言わずしてなんていう?
自分から言い出しておいて恥ずかしくなったのか、顔を俯かせているが、流れる髪の隙間から見える耳や首は真っ赤だった。
本っ当にこの子ってばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ライに突っかかってたことなんてすっかり忘れて、ただただ悶えるしかなかった。
心臓撃ち抜かれたのは俺だけじゃないけどな。
見事にライまでもが撃ち抜かれてる。
『…………ダメ?』
諸伏・赤井「「ダメじゃない!!」」
この時の勝者はAだった。
わざわざ広いリビングに布団を持ち出して3人で雑魚寝することに。
結局、最後の最後までAは渋ってたけど、眠気には勝てなかったようで、ゆっくり眠ってしまった。
諸伏「やっと寝たな。」
赤井「一時はどうなるかと思ったがな。」
諸伏「ハァー……ライは流石長男って感じだったな?」
赤井「そうか?」
諸伏「A、結構安心してる感じだった。俺なんて動揺して慌てふためいてるだけだったってのに……。」
赤井「そうは言うが、Aは全くお前から離れようとはしてなかったじゃないか。それだけ頼られてたって事じゃないか?」
諸伏「そうだといいんだが……」
赤井「何が負に落ちないのか知らないが、今は俺達も寝よう。この様子じゃ悪夢は見てないようだからな。それに、Aに少しでも異変が起きたら起きるだろ。」
諸伏「確かにこの自信はある。あーあ……潜入捜査で嫌な癖が付いたもんだな。小さな物音でも起きるもんな。」
赤井「こればかりは仕方ないだろ。諦めるんだな。」
Aに寄り添うように俺も眠りについた。
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
ーAsideー
ピコン!ピコン!ピコン!
異常な量の通知音で目が覚めた。
鳴ってるのは私の携帯ではなく、景光さんの携帯。
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ReiRa - 楽しく読ませていただいていますがそのままでも気にする人はいないと思うのですがtraveler189の次が190じゃなくて200になっていますよ (2019年1月2日 16時) (レス) id: 8abc7706e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - アオさん» お久しぶりです!!アオさん受験生だったんですね!!アオさんは勉強で私は小説ですが、お互い頑張りましょう!! (2018年10月14日 16時) (レス) id: 5b0d947a54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - Akiko Taneiさん» 指摘ありがとうございます。修正しました。 (2018年10月14日 16時) (レス) id: 5b0d947a54 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ハロ可愛いです!自分なら雄だと思うけどなぁ……ハロって性別は雄だと思います!続き頑張って下さい! (2018年10月14日 15時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです!凄く好きです!凄く面白いし応援してます!更新待ってます! (2018年10月10日 8時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年9月23日 14時