traveler145 ページ2
降谷さんがかなり秀一さんを警戒してるのがわかった。
もうこの2人、根本的にウマが合わないんだろうな。
無理に”仲良くしろ”とは言わないから、私を巻き込むのだけは切実に避けたい。
あとは”襲われる”とか恐ろしいこと言わないでくれ!!
降谷「…………Aは今楽しいか?」
『なに?急にwwww』
降谷「いつぞやかにAが俺に言ってきたセリフをまんま言ってみた。」
『……うん。楽しいよ。私さ、結構ドライな人間でさ、人によっては”人でなし”って捉えられるくらいにはドライなのね?』
降谷「そんなこと言ったやつは何処のどいつだ?(怒)俺がぶん殴ってやる。」
『残念ながらこっちの世界にはいないし、名前は知らないし、今じゃ顔すら思い出せない。でも、言われたことだけは覚えてる。あと、自覚もしてる……。私が本来いなきゃいけないのは向こうの世界だし、私に優しくしてくれた人や親しい友人が向こう世界にいるのに……こっちが心地よすぎて、帰りたくないって、思う自分が何処かに居るの。全てを投げ捨てて、残す人達の気持ちも考えずに、ここにいたいって……。』
降谷「A……。」
『ね?他人の事を考えられない”人でなし”レベルでドライでしょ?』
なんで、こんな自嘲気味に言ったのかは分からないけど、零さんなら聞いてくれるような気がして話してしまった。
正直に言うと、ここの世界が死と隣合わせでも、彼らの側は居心地が良すぎた。
帰りたくない。
ずっと彼らと馬鹿やって、騒いで、楽しく過ごしたい。
それが叶わないと知っているのに……。
いつかは私も元の世界に戻ってしまうだろう。
最近はそれを考えたくなくて、現実を頭の隅に追いやってるくらいだ。
降谷「A、俺は恐らく君が欲しい答えを出すことが出来ない。だから……またいつでもポアロに来るといい。」
『え?』
降谷「”せめて、Aが俺たちといる間くらい、余計なことを考えなくて済むようにするには?”って考えたらそれくらいしか浮かばなかった。……カッコつかないなwwww」
『そんなことない。案外今のが私が欲しい答えだったかも。』
零さん優しい。
もしかしたら私には到底真似出来ない程、カッコイイことしたと思うよ!!
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ReiRa - 楽しく読ませていただいていますがそのままでも気にする人はいないと思うのですがtraveler189の次が190じゃなくて200になっていますよ (2019年1月2日 16時) (レス) id: 8abc7706e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - アオさん» お久しぶりです!!アオさん受験生だったんですね!!アオさんは勉強で私は小説ですが、お互い頑張りましょう!! (2018年10月14日 16時) (レス) id: 5b0d947a54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - Akiko Taneiさん» 指摘ありがとうございます。修正しました。 (2018年10月14日 16時) (レス) id: 5b0d947a54 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ハロ可愛いです!自分なら雄だと思うけどなぁ……ハロって性別は雄だと思います!続き頑張って下さい! (2018年10月14日 15時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです!凄く好きです!凄く面白いし応援してます!更新待ってます! (2018年10月10日 8時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年9月23日 14時