【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler95 ページ49

『え？なんで？』





松田｢俺、死ぬまで喫煙者でいるわ。｣





萩原｢Aはサンクチュアリ(聖域)だったんだね。｣





『それ、ついに人じゃない！！』





景光さんが戻ってくるのを待っていたら再びチャイムが鳴った。



今度は家主の研二さんが出動した。





降谷｢あれ？松田だけか？｣





松田｢諸伏なら洗面所にいる。｣





伊達｢邪魔するぞ。よぉ、A！！｣





『わーい！！航兄さん、零さんいらっしゃい♬』





萩原｢後は諸伏だけだな。Aは今日どこで飲む？｣





『どこでも！！あ、でも零さんの隣がいい！！もう片側は誰でも！！』





諸伏｢じゃあ、そこ俺！！｣





ドタバタと足音を鳴らしながら景光さんが帰ってきて、光の速さで私の隣に陣取った。



更に、ここに来た時同様再び景光さんの腕の中につつまれた。





松田･萩原･伊達｢｢｢…………お前、そんなキャラだったか？｣｣｣





『あ、やっぱりそう思う？再会してからずっとこうなんだよね。私も絶賛戸惑い中なんだわ。何とかして。』





降谷｢…………まさかここまでとは思わなかった。ヒロがここまで懐くのも珍しい。｣





『え？そうなの？』





話の中心人物となってる景光さんはみんなの声が届いていないようで、私のことを後ろからホールドして肩口に額を当ててグリグリしてる。



景光さんもはや大型犬だよ。



すっげぇ甘えてくる大型犬だよ。





諸伏｢ｽｰﾊｰ。A、落ち着く。｣





『やめて！！そこで深呼吸しないで！！汗臭いだろうからやめて！！』





諸伏｢全然平気！！むしろ、シャンプーのいい匂いする！！｣





『なら、研二さんも同じ匂いするだろうからそっち行きな。』





諸伏｢そっか、お前ら今一緒に……。｣





『元気になったり落ち込んだり忙しいな！！それを全部人の肩口でやるっていうね！！』





イケボがとどまることを知らないんだよ！！



だからやめろ！！





萩原｢はいはい、諸伏そろそろその辺にしとこうな？乾杯するぞ！！｣





研二さんが、そう促すも景光さんは離れようとしなかった。



研二さんも研二さんで、これ以上は無駄だと悟ったのか、そこについて突っ込むことをしなかった。



放置プレイはお姉さんちょっと泣いちゃうな。



研二さんには諦めて欲しくなかったな。



”諦めたらそこで試合終了ですよ”って名言あるの知ってる？



みんなはビール、私1人だけ缶チューハイで乾杯を行う。

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