【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler94 ページ48

『ひ、景光さん！！全然久しぶりじゃない！！ちょっと前に会ってる！！それに、昨日もLINEしたじゃん！！』





諸伏｢顔が見たかったって事だよ！！さて、お邪魔します！！｣





後は航兄さんと零さんが来るのを待つだけ。





諸伏｢萩原〜洗面所借りていいか？変装落としたいだけど。｣





『えっ！？景光さんいいの！？変装取っちゃったら帰り……。』





諸伏｢ココ最近、なんとか自分でできるようになってきたんだ。昴からも及第点だけど、貰ってるから大丈夫だと思う！！ちゃんと、帰りにできるようにセットも持ってきたし！！｣





『いや、まぁ景光さんがいいなら、いいんだけどね？』





松田｢お前も大変だな。｣





諸伏｢仕方ないな。生きてることが最優先だからな。これくらいの苦労は痛くも痒くもない。何よりAが助けてくれた命だ。それを考えたら苦労にすらならない。｣





萩原｢それにしたって、変装したり、解いたり面倒じゃない？｣





諸伏｢俺からしてみたら外は素顔でいた方が怖いからな。だからといって変装しっぱなしもな……お前らだって嫌だろ？いくら変装した俺を見てるからって、新参の顔がAと喋ってるの見るの。｣





萩原･松田｢｢絶対やだ。｣｣





諸伏｢だろ？｣





えっと、今の会話は一体どういうことなのだろう？



会話に置いてきぼりにされてる感が否めない。



景光さんは洗面所に、私と研二さんでテーブルにお酒やらなんやらを準備し始める。



その間、陣平さんはヤニ充電。





萩原｢今いるのが俺だからいいけど、Aの前で吸うとあいつらうるさいぞ。｣





松田｢バレなきゃ問題ない。｣





『私は別に構わないよ。そもそもなんで他のみんなが必死こいて止めるのかわからない。もはや手遅れと言っても過言じゃないのに。』





萩原｢今のご時世は喫煙者の肩身は狭いんです。｣





『まぁ、嫌がる人多いよね。でも、私は好きだよ？研二さんと陣平さんに限るけどね♬』





机に頬杖をついて、笑っていえば研二さんと陣平さんは無言で頭を撫でてきた。

traveler95→←traveler93

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す