【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler88 ページ42

松田｢萩原、仕方ねぇよ。こいつ、最後まで信じきってなかったんだ。むしろ、こうなることは何となく予想していたと言っても過言じゃない。降谷、Aは知ってて当然だぞ。それもそのはずだ、お前が最後まで信じなかった、夏旅行の話。あの話の主人公で、紛れもなく俺達を助けてくれたAがこいつなんだからな。｣




陣平さんはそう言って私の頭に手を乗せる。



私はただされるがまま。





松田｢A、せっかくだ。本人の代わりに降谷零の人物紹介しろ。｣





『えー。降谷さん激おこだけど？そこで語らせるとか鬼かな？まぁ、いいや。では、お覚悟を！！本名降谷零、警察庁警備局警備企画課に所属している29歳。今は潜入捜査の真っ最中で、潜入先は国際的犯罪組織、通称”黒の組織”。コードネームはバーボン、探り屋として活動中。更に、私立探偵で毛利小五郎の一番弟子でポアロのバイトをしている安室透。降谷零、安室透、バーボンと3つの顔を持った超多忙トリプルフェイス。で、どうでしょう？』





徒然なるまま相手に入り込む隙を与えずにマシンガントークで言いたい事だけ言ったら、目の前の降谷さんは驚いた顔をしていた。



オマケにコナン君も。



2人の驚愕顔を見て陣平さんと研二さんは”おぉ。降谷のこんな顔レアだ”なんて言って感動してた。





萩原｢そう言えば、Aは降谷のことなんてインプットしてたの？｣





『インプット？』





萩原｢ほら、諸伏の時は”降谷のオカン”でインプットしてたじゃん。｣





松田｢ブハッwwww｣





『あぁ、あれか。降谷さんは今、2つで悩んでるんだよね。』





松田｢因みに候補は？｣





『研二さんの話を聞いた時に感じた”人間卒業、ハイスペック鬼才降谷さん”と、マンガ1巻から最新巻まで読破した時に感じた”超キュートベビーフェイスゴリラ”の2択だな。』





萩原｢だーははははははwwwwwwwwAのネーミングセンスヤバっwwwwwwww｣





松田｢超キュートベビーフェイスゴリラwwwwwwww初めて聞いたわwwww｣





降谷｢俺は喧嘩を売られてるんだな？そうなんだな？買うぞ。初対面とはいえ手加減はしない。歯、食いしばれ。｣





萩原｢ごめんって降谷！！落ち着けって、な？｣





あっぶな……危うく命の危険を感じるところだった。



本人を目の前にして言うもんじゃないね！！



二度と言わない！！



こんな理由で死にたくないもん！！



降谷さんを犯罪者にするわけにもいかないし！！

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