【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler52 ページ5

えぇ。作れます。



いつも通り“いただきます“の挨拶をして早速1口食べてみた。





『美味！！』





松田｢そりゃよかった。｣





陣平さんが少し笑った気がした。



味付けも文句なかったので、ペロリと平らげました。





松田｢お前、まだ替えの服ねぇよな。｣





『残念なことにね。』





松田｢着れそうなやつ出しといてやるから、先入ってこい。｣





『私後でていいよ？』





松田｢いいから先入れ。女子は時間かかるだろ？｣





『う“っ……。じゃ、じゃあお先にいただきまーす。』





松田｢はいよー。｣





陣平さんのお言葉に甘えて、先に入浴させてもらうことに。



早急に服の調達に行きたいね。



とりあえず、今日たどり着くことが出来たコンビニで変えの下着は買っておいたから最低限問題は解決したけど、流石に1着じゃやっていけない。



たとえ、陣平さんの家の洗濯機に乾燥機能がついていたとしても！！



一応女性は時間がかかるって理解してくれてるみたいだけど、そもそも待たせるのも悪いし、できるだけ早めに済ませることにした。





『……多分、これでいいんだよね？』





脱衣場に畳んで用意されていたのは半袖の黒いパーカーと短パンだった。



なんかよくわかんないけど、言わなきゃいけないような気がして“失礼しまーす“と言ってから袖に手を通した。



やっぱり男の人のだから、私が着るには大きい。



肩の縫い合わせがズレてるのを見て体格の違いを突きつけられた気がする。



短パンもやはり大きくて、腰紐をできるだけ引っ張って結んだものの、正直心もとない。



ちょっと見栄えは悪くなるが、パーカーの裾で隠れるから、問題ないと判断して腰の部分を１回だけ折った。



それだけで結構変わるもので、さっきよりかは腰に引っかかってる感じがあって、まだマシだと判断した。



また、折ったことによって、裾も膝下程の長さになった。





『陣平さん、洋服ありがとうございます。』





松田｢ん？あー。やっぱ少しでけぇか。でも、まぁ着れてるなら問題はねぇな？｣





『なんとかって感じですけどねwwww特にズボン。』





松田｢正直そっちは俺も着れるかどうか不安だったんだが、いかんせんそれが1番小さいサイズだったんだ。｣





『折り込んで、なんとか着れてます。』





松田｢そっか、悪いな。お前なりに試行錯誤してくれたんだな。｣

traveler53→←traveler51

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す