traveler72 ページ26
『さっぱりしたものもいいけど、そればかりだと栄養偏っちゃうし…ここはガッツリ系とか?』
メニュー決めてから来ればよかったと少し後悔した。
未だ空っぽのカゴを片手に商品を見ていく。
『あ、お肉安い。』
”どんな組み合わせでも2パック¥398”とう言ううたい文句でお肉が安い…。
生姜焼きとかにでもしておきますかね?
とりあえずお目当ての肉をとって、1回入口の野菜売り場まで戻る。
生姜焼きにキャベツの千切りを添えるのが私流だ。
流石に1玉買う勇気はないな……千切りだし2分の1あれば十分なんだが…。
そう思って半玉のキャベツを手に取る。
こっちがいいか、あっちがいいかなんて選んでいると、横で1玉売りのキャベツに伸びる腕。
この季節にはピッタリの綺麗な褐色で、思わず腕の持ち主の顔を見ると。
『あ……。』
1度見たら忘れられないビジュ、我らが安室透氏だった。
安室「あれ?あなたはこの間の……。」
『あー……その説はお世話になりました。えっと…安室さんでしたよね?』
安室「覚えててくれたんですね!!」
『あれだけお世話になれば……本当、勤務中だったにも関わらずありがとうございました。』
安室「いえ、僕は当然のことをしたまでです。あの後は大丈夫でしたか?結構心配だったんですよ。」
えぇ、大丈夫でしたよ。
そもそも、ただの目眩を熱中症の疑いと予測したのは安室さんと江戸川様だけなもんですから。
とは言えず、大人しく心の中にしまっておく。
安室「AAさんでしたよね?」
おぉ、流石私と江戸川様が喋ってたのを少し離れたところで聞いてただけにも関わらずこの記憶力か…。
公安恐るべし!!
『安室さんも私のこと覚えててくれてるじゃないですか。』
安室「もちろんです。口頭で”また来ます”とAさんが言ってくれて、僕柄にもなくいらっしゃるの楽しみにしてたものですから」ニコッ
出会って2回目で既に名前にさん付け……イケメン怖い。
そして、営業スマイルと分かっているのに心臓がキュッとする殺傷能力抜群の笑顔。
そりゃ、モテるわけだ。
安室透、なんて罪深い男なんだ……。
身体能力に限らず、顔面偏差値も人間をご卒業なられてるなんて…あと一歩で神様になれるのでは?
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夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてます最近頑張ってください応援しています (2021年4月20日 21時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - りんださん» 報告ありがとうございます!!修正しました、お恥ずかしい限りです(汗)これからもよろしくお願いします!! (2018年9月14日 0時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
りんだ(プロフ) - 94話に93話の冒頭が混じってますよー 無理なさらないように、更新待ってまーす!(*^^)v (2018年9月14日 0時) (レス) id: 7e58e4f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - ゆきなさん» キッドとの絡みですね分かりました!!採用させていただきます!! (2018年9月10日 21時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 松田さん格好いい!私からのリクエストでキッドとの絡みもいれてください (2018年9月10日 8時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年8月26日 23時