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traveler69 ページ23

だから、呆気にとられてしまぅたのだが、私はすぐに冷静になる。



だって陣平さん、そういうこと言っておきながら手を出そうとする気配はないし、私の手を拘束してる訳でもない。





『陣平さんはそんなことしないよね?』





松田「そうきたか…根拠は?」





『だって、陣平さん本当はスゴい優しい人だから。今だって口ではそう言ってるくせに手を出す気配は全く無いし、本当にそういう気持ちがあったなら、向こうの世界で既に手を出してるでしょ?あと、そんな優しい陣平さんは私が嫌がることは絶対にしない…。』





松田「(……ったく、こっちの気も知らないで。)あーあ。完敗だ。それを言われたらマジで手なんか出せねぇわ。まぁ、そんだけ信用されてるんならこっちとしては好都合だ。寝るぞ、ベッド入ってろ。電気消してくる。」





陣平さんはそう言って部屋から出ていってしまった。




ねぇ陣平さん、結局答えは?



あ、でも”電気消してくる”って言ったから戻ったくるのか。




ー松田sideー

松田「(あっぶねぇ……何してんだ俺は。)」





半分無意識だった。



Aのやつ、プライベートゾーンせま過ぎるだろ…。



どんなに近づいても嫌がる素振り1つ見せやしねぇ…。



そそくさと寝室を出た俺の顔はもはや真っ赤だった。



自分でもわかるくらい顔が熱い。



確かにAの言う通り手を出すつもりは微塵もなかった。



Aが嫌がることはしたくないってのも正解だ。



そもそも、ここに来てAに嫌われるなんて真っ平ゴメンだ。



Aは俺の周りにはいない珍しいタイプの1人だった。



チヤホヤしない、媚び売ってくることも、好かれようとすることもしない。



自分のやりたいように振舞って、思ったことはすぐ口にするような素直なやつ。



時々思い通りにいかなくて、気まぐれな感じが猫を連想させる。



だからか、ついつい構いたくなる。



世話をやきたくなる。



その抜け出せない沼に見事にハマったのは俺だけじゃなく、萩原も諸伏も伊達もそうだ。



あの時、見返りを求めることもなく本当に良心1つで俺達を助けてくれたことが余計にそうさせてるのだと思う。



Aのおかげで、こうして元の世界に戻ることが出来て、降谷が権力をつかって有耶無耶にしてくれたおかげで俺達はまたこうして警察官として働くことが出来ている。

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夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてます最近頑張ってください応援しています (2021年4月20日 21時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - りんださん» 報告ありがとうございます!!修正しました、お恥ずかしい限りです(汗)これからもよろしくお願いします!! (2018年9月14日 0時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
りんだ(プロフ) - 94話に93話の冒頭が混じってますよー 無理なさらないように、更新待ってまーす!(*^^)v (2018年9月14日 0時) (レス) id: 7e58e4f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - ゆきなさん» キッドとの絡みですね分かりました!!採用させていただきます!! (2018年9月10日 21時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 松田さん格好いい!私からのリクエストでキッドとの絡みもいれてください (2018年9月10日 8時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年8月26日 23時

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