traveler68 ページ22
そもそも、このご時世持ってない男はいないだろ。
逆に陣平さんぐらいの歳で”そういうのに興味ない”って人の方が私は怖い。
『ところで陣平さん、気になったことを一つ聞いてもよろしくて?』
松田「ん、終わったぞ。どうせ大したことないだろうからお好きにどうぞ。」
『陣平さん、昨日どこで寝たの?』
松田「気になるか?」
『んーまあ?ビックリしたんだから。朝起きたらいつの間にかベッドにいるんだもん。ソファで寝たとか言わないよね?家主差し置いてベッドで寝たとか私的にアウト。』
朝から頭の片隅で気になってたこと。
だって、それって図々しいにも程がない?
流れるようにして転がり込んだ居候が家主よりもいいところで寝るとか辛い。
良心がズキズキする!!
だって私、客じゃないんだよ!?
ただの居候だよ!?
『今日は私がソファで寝る。』
松田「さっきっから1人で話進めてるが、俺まだ何も言ってないからな?あと、女を固くて狭いソファで寝かせる趣味はねぇ。」
『気にしないで!!私隠れた特技としてわりとどこでも寝れるって言うのがあるから!!』グッ
ドヤ顔で、自慢したった。
すると、陣平さんは何故か呆れたようにため息をひとつこぼした。
コラ!!幸せ逃げるぞ!!
松田「まぁ、この展開はなんとなく予想してたがな。昨日どこで寝たか教えてやるから大人しく付き合えよ?(俺、よく我慢してる方だと思う。)」
『付き合う?何処に?』
陣平さんのあとをついて行くと辿り着いたのは陣平さんの寝室。
朝、私が目覚めた部屋。
陣平さんは部屋の電気ではなく、サイドテーブルにある間接照明を付けてベッドに腰掛けた。
私は私で突っ立ってる訳にもにも行かず、陣平さんの隣に同じように腰掛ける。
すると、突然肩に衝撃が走り、それを受け止めきれなかった私はベッドに倒れ込む。
目を開けると天井と陣平さんの顔がアップで写った。
あれ?もしかして私、陣平さんに押し倒されてる?
どうしてこうなった!?
松田「本当にお前って危機感ないよな。普通、こうなったら焦るなりなんなりするだろ……。俺に襲われるとか思わねぇのか?」
陣平さんの言葉に思わずポカンとしてしまった。
今の私は恐らくアホ面だ。
こんなことされるとは思ってなかったし、こんな質問もされるとは思ってなかった。
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夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてます最近頑張ってください応援しています (2021年4月20日 21時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - りんださん» 報告ありがとうございます!!修正しました、お恥ずかしい限りです(汗)これからもよろしくお願いします!! (2018年9月14日 0時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
りんだ(プロフ) - 94話に93話の冒頭が混じってますよー 無理なさらないように、更新待ってまーす!(*^^)v (2018年9月14日 0時) (レス) id: 7e58e4f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - ゆきなさん» キッドとの絡みですね分かりました!!採用させていただきます!! (2018年9月10日 21時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 松田さん格好いい!私からのリクエストでキッドとの絡みもいれてください (2018年9月10日 8時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年8月26日 23時