【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler60 ページ14

萩原｢A？｣





『ちょっと待って、今考えてる。』





頭を高速回転させながら実物の洋服と睨めっこ…。



珍しい星座モチーフのデザイン、だけどノースリーブ。



なかなか好みのが見つからないジャンルだから手にしておきたいところ、でもJKが履くようなスカート丈。



どうする！？





萩原｢そんなに悩むんならさ、Let's 試着！！実際着た方がイメージ湧くし、案外気に入るかもよ？それに、サイズの確認もかねて、ね？｣





研二さんはそう言ってたら私を試着室へ引っ張って行った。



拒否権もなく、服を片手に渡されて中へ。





萩原｢着たら声掛けて？独断はダメだからね！！絶対声かけること！！いいね！？｣





『う、うん。』





思わず研二さんの迫力に負けて、”うん”と言ってしまった。



え？マジ！？



試着したら見せるの！？



嫌だなぁ……でも、後々怖いしなぁ。



下手すると、試着したところ見せるまで試着室から出してもらえないとかありそうで怖い…。



ここは大人しく従って置くべきだよな…。



えぇい！！もはや、なるようになれ！！





『……け、研二さん着れました。』





とりあえず、近くに研二さんがいるか確認するためにカーテンから顔だけ出した。





萩原｢あ、着替え終わった？｣





松田｢ついに観念したか？｣





伊達｢着てみて自分ではどう思ったんだ？｣





諸伏｢大丈夫！！Aならきっと着こなせる！！｣





『嘘でしょ！？さっきまで研二さんだけだったよね！？なんで全員集合してんの！？』





私が試着室入ってる間にまさかの全員集合。



私、そんなの聞いてない！！



これは、公開処刑かなにかですか！？





松田｢試着室に入っていくのが見えたからな。気にするなただの野次馬だ。｣





諸伏｢俺と伊達は興味本位〜♬｣





景光さん！！



可愛く言っても無駄だからな！！



あいにく今はその手には乗らないぞ！！





『あの…非常に出にくいんですけど…。』





松田｢つべこべ言わず、大人しくでろ。それともなにか？そのカーテン無理やり開けてやろうか？｣





『陣平さんの鬼！！悪魔！！選択肢が鬼畜すぎるんだよ！！』





なんなのこの人、こんなに意地悪だったっけ？



本当、だんだん扱いが酷くなってる気がする。



流石に無理やり開けられるのは嫌だったので、顔を赤くしながらも羞恥心を押し殺して、カーテンを開けた。



もはや、4人の顔なんて見てられない…。

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