【名探偵コナン】夢色traveler2

traveler59 ページ13

その上、この人達が持ってくるのスカートばっかりなんだけど！！



ズボンはないんですか！？



このお店に置いていないんですか！？



そもそも私はファッションショーをやるつもりは無いんだ！！



ガキじゃあるまいし、私も店内うろつこうかな。



ショッピングモールに入ってるお店だから、そんなに広さはない。



そもそもこの広さで迷うのは、トンチキレベルの方向音痴ぐらいだよ。



だって、店頭に立てば店内全体を見渡せる構造になってるんだよ？



迷うわけがない。



おいそこ！！これ、フリでもフラグでもないからな！？



勘違いするなよ！？



みんな、良さそうなのを選んでは私のところに持ってくる。



陣平さん、伊達さん、景光さんはだんだん私の趣味が分かってきたらしく、何個か購入決定したやつがあった。



研二さん1人だけ、みんなとはちょっと違うやつを持ってくる。



オフショルだったり、ノースリーブだったり、ちょっと短めのスカートだったり、体のラインがでるタイトスカートだったりと、まぁ色々！！



因みにほとんどボツです。



まだ1店舗目だし、厳選に厳選を重ね、本当に欲しいものだけ購入することにした。





萩原｢じゃあ、次のお店！！｣





『はいはい。』





おそらく今回のこの買い出し、私の拒否権はないだろうと悟って、抗議は諦めることにした。



そりゃ、私にも曲げられないことはあるから、そこは頑固に貫こうとは思ってるけど、それ以外はもう、流れに身を任せることにします。



2店舗目でもめげない研二さん。



もしかしてだけどさ、なにか1着でも研二さんセレクトの服買わないと、研二さんの中で服選びのテーマ変わらないとかないよね？



こんだけ却下してるんだし、そろそろ服選びの基準変えない？





萩原｢A、これはどう？｣





研二さんが持ってきたのはまたノースリーブ。



しかも今度はワンピース。





『あ……。』





ノースリーブなのと、ちょっと丈が短めってことで本来ならば却下するところなんだが……。



デザインが星座だった。



紺色までは行かない深い青色のワンピース。



スカートのところが二重になってて、下の生地はしっかりしたものでちょっと星座っぽい柄が入ってて、上の生地がレースで透けるようになってる。



服のタイプは好んで買うものでは無いのだが、いかんせんデザインが私のドツボ……どうする！？



これ、悩むやつだ！！

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