【名探偵コナン】夢色traveler

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コナン｢そうだ！！僕、江戸川コナン！！お姉さんは？｣





『おっと、そうだ。自己紹介がまだだったね！！AAと言います。よろしくね、コナンくん！！』





さて、コップ1杯の水も飲み終わったし、変なことツッコまれる前に退散したいな。





『安室さん、お水ありがとうございました今日は大事をとって、そろそろ家に帰ろうと思います。』





安室｢本当に大丈夫ですか？なんなら送りますけど。｣





『やだなぁwwww安室さんお仕事中でしょ？ダメですよ、仕事ほったらかしちゃ！ここからわりと家近いんで、本当に大丈夫です。お気持ちだけ受け取っておきます。』





店内を見る限り、どうやら今は梓さんはいないらしい。



それで”送っていく”ってよく言ったなこの人。



お店勝手に閉めるつもりだったのか！？





『また来てもいいですか？』





安室｢もちろんです！！待ちしておりますよ。｣





『次はちゃんとご飯食べに来ますねwwww今日は本当にありがとうございました。コナンくんもまたね♬』





コナン｢うん！！バイバイお姉ちゃん。気をつけてね！｣





扉に手をかけ、再びチリリンと軽い音を鳴らして、私は外に出た。



すごくありがたいんだけど、なんだか拍子抜け。



まさかこんなに簡単に抜け出せるとは思わなかった。



しかしまぁ、”わりと家が近いんで”なんてよくでまかせが出たな私。



近いどころか、そもそもこの世界に私の家なんてありゃしないのに…。



そうだよ……何をするにもまずは今夜、どこで過ごすかを決めなきゃ。



激安ビジネスホテルでいいんだが…。



ビジネスホテルって言ったらだいたい駅前とかだよね？



とりあえず抜け出せたことだし、街中のマップ見ながら駅に向かってみるか。



とりあえず第1目標、今夜過ごす場所を見つけること！！



この際、ラブホでもいいからお願いします！！(←切実)







*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
ーコナンsideー

博士のところに行こうとして階段を降りていったら、ポアロの前でしゃがみこんでいる人を見つけた。



どうやら女性のようで、しゃがみ込んでいる事から何かあったのだろうと俺は声をかけた。



警戒されないように、いつもみたいにネコかぶった声で話しかければ、本人曰くどうやら目眩を起こしたらしい。



ぎこちない笑みで俺を見た女性は、確かに顔色が悪かった。

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