【名探偵コナン】夢色traveler

traveler42 ページ43

“なるほど、こういう事だったのね“と妙に納得出来てしまった。



両者共に買い物を済ませた後、私は沖矢さんの車に乗せられて、彼らの居住地である工藤邸に連れていかれた。





諸伏｢面白いだろ？沖矢昴が赤いスバルの車に乗ってるんだからwwww｣





『狙ったとしか思えないwwww』







*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

『お、お邪魔しま〜す。』





工藤邸の存在はもちろんのこと、その家が豪邸って事も知ってたんだけど、いざこうして目の前にすると、迫力がすごい。



工藤新一殿、よく1人でこの豪邸に住めたな！！



私だったら速攻寂しくなって、小さいマンションに移り住んでそうだわ。



先を歩く2人に付いていき、その敷地に足を踏み入れれば、もはや緊張しかなかった。



豪邸にホコリは一切なく、“手入れが行き届いてるんだな“と言うことが見てわかる。



リビングに案内されると大きなテレビにソファーにってなんかもうこう…





『金持ちやないかーい…。』





諸伏｢大丈夫か？｣





景光さんは私をソファーに座ってるように促した。





諸伏｢俺、今から変装解いてくるから待ってて？｣





『いや、別にそこまでしなくても…。』





諸伏｢俺がしたいんだ。せっかくAと再会したんだ。Aが知ってる、本来の俺の姿で話したい。｣





『わかった。待ってる。』





そう言うと景光さんは奥の扉の向こうに消えていった。



はぁー……相変わらず騎士(ナイト)は健在ってか…。



もう、心臓もたん…。



景光さんの尊さに思わず手で顔を覆って悶えていると、沖矢さんが声をかけてきた。





沖矢｢大丈夫ですか？コーヒー入れてきたんですが…。｣





『あ！！ありがとうございます！！』





沖矢｢ミルクと砂糖は？｣





『ブラックで大丈夫です。』





沖矢｢そうですか。あの、失礼ですが、お名前を伺っても？｣





『おっと…自己紹介が遅くなりました。AAと申します。』





沖矢｢A…なるほど……君が。｣





『…？私がどうかしましたか？』





沖矢さんは一瞬何やら考える仕草をしたが、すぐに納得のいく答えが出たようで“なんでもありません“とはぐらかされてしまった。



それにしても本当に時々赤井秀一出るなwwww



もしかして本人気づいてない？



それとも、景光さんと知り合いって知ってから“この際、バレてもいい“とか思ってないよね？

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