traveler31 ページ32
頭ではあいつがここにいるわけがないと思っていたが、心のどこかであいつかもしれないと期待が少しあった。
もしかしたら同姓同名の別人かもしれない。
違ったら違ったで何とかしよう！！
普通に“間違えました“とでも言って来た道戻ればいいだけの事！！
俺の足は止まることなく真っ直ぐに第３会議室に向かった。
そして、力任せに扉を開ければ、結構な轟音を立てて開いてしまった。
あんなに必死に全力疾走したのは久しぶりで、現役の警察官だって言うのに息が上がってしまった。
情けねぇ。
部屋の中にはこちらに背を向けて座ってる女性が1人。
突然開いた扉に肩をビクつかせて驚きながらも、ゆっくりこちらを振り向いた。
俺はその女性の顔に驚愕した。
同姓同名の別人なんかじゃなく、そこに居たのは紛れもなく俺が知ってるAAだった。
なんでここにいるんだとか、どうやってここに来たとか、聞きたいことは山ほどあったけど、何よりも近くて顔を見たかった。
触れて、本当にここに存在しているのか確かめたかった。
それにはサングラスは邪魔なものでしかなくて、おもむろに外した。
もうなんでもよかった。
近づく俺に向き合うA、俺より小さいその体を大事に抱きしめた。
『じ、陣平さん/////！？』
耳に直接聴こえる懐かしい綺麗な声。
動いてる、喋ってる、触れられる、暖かい。
Aがいることを体全身で感じた。
そんなことしてると俺とAが一緒にいるところに萩原が乱入してきたり、佐藤にガンガン言われたり、いっぺんにいろんなことが起こってとにかく悲惨なことになったが、高木を使って伊達を呼び出せば少しだけおさまった。
Aが俺達と会う前に事件に巻き込まれていたことを知った時は驚いた。
同時に佐藤が救急箱を持っていた理由が分かった。
高木でもなけりゃ、本人でもなく、Aの為だったと。
離れるのは惜しいし、話すには時間が足りなさすぎたから、佐藤に無理言って聴取を変わってもらった。
まぁ、俺が言った時は怒らせただけだから、実際説得してくれたのは伊達だ。
Aの身にも不思議なことが起こったって事はすぐに理解出来た。
それは俺だけじゃなく、他の2人もそうだ。
んでもって、本人も持ち前の順応能力で対処していたようだが、野宿のくだりの話を聞いた時は流石に声を荒らげてしまった。
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トめAと@カド松(プロフ) - 名字を紫枝瓦譜(しえがふ)とかいう偶然の同姓同名の確率がゼロの名前使ってから見ると笑ってしまった･･･ (2022年7月23日 22時) (
レス) @page10 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - 命亜さん» 本名が出た時に一応一通り見直したのですが、自信はないですね。直ってなかった所、教えていただけるとありがたいです。 (2022年5月16日 23時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - 景光の名字諸伏に直さないんですか？ (2022年5月16日 21時) (レス) @page30 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
警察学校組大好き野郎 - 続編おめでとうございます！！！！沖矢さん（赤井）と降谷さん（安室）も出てきたのでわっくわっくしてます！！ｵﾗﾜｸﾜｸｽｯｿﾞ これからも応援してます！ (2018年8月28日 16時) (レス) id: 2adce7a555 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - 有栖さん» エピソード･オブ･降谷回作りたいですwwww参考にさせていただきますwwww (2018年8月27日 7時) (レス) id: f47f69055e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢
| 作成日時：2018年8月14日 0時
