【名探偵コナン】夢色traveler

traveler22 ページ23

高木刑事｢え！？伊達さんですか？呼んでくればいいんですね？｣





松田｢おう。駆け足！！｣





高木刑事｢また走るんですか！？｣





陣平さんに振り回される高木刑事。



可哀想に…でも、ちゃんと行くところ偉いと思う。



高木刑事を目で追いかけているうちに陣平さんと佐藤刑事が言い合い始めちゃったよ…。



まぁ、今回のは完全に陣平さんが、悪いけどな？



突然事情聴取変われって…そりゃ佐藤刑事抗議するわ。



仕事横取りされるわけでしょ？



かと言って2人の言い合いを止める勇気はなく、傍観する形になってしまっている。





萩原｢A、この傷どうしたの？って顔もじゃん。｣





放置プレイされた私に話しかけてくれたのは研二さん。





『実はついさっきコンビニ強盗と遭遇しちゃって…。流れるように人質に……。』





萩原｢ハァ！？それは予想外だな！！そんな危険な現場にいたわけ！？じゃあ、その傷は……。｣





『まぁ、人質にとられた時に負った傷だね。』





萩原｢よし、犯人ボコボコにしよう。｣





『少し、落ち着こうか！？』




萩原｢だって！！Aの大事な顔と体に傷つけたんだよ！？その傷、痕になったりなんかしたら…。そのクソ野郎ボコボコにしないと気が済まない！！｣





『研二さんってそういうキャラだっけ！？』





突然研二さんのイメージがガラガラと音を立てて一部崩壊していた。



別に傷浅いし、痕になることはないと思うんだけどなぁ。





萩原｢女の子に顔に傷付けるなんて、クソ野郎以外のなにものでもないし、そもそも俺達のAに手を出したことを後悔させてやらないと。｣





『ん“ん“ん“ん“ん“っ“。あー…もう…なんでそうナチュラルに………好き。』





天然タラシモード全開の研二さんに、さも当たり前のように攻撃を喰らい、地面に撃沈した。



顔を手で覆ってしゃがみ込む。





萩原｢A！？大丈夫！？｣





誰のせいだよ！！誰の！！






『もうやだ…推しが尊い……しんどい…控えめに言って天使……。』





萩原｢えっと…大丈夫？陣平ちゃんどうしよう。Aおかしくなっちゃった…。｣





松田｢なにしてんだよ……。｣





佐藤刑事｢ちょっと松田くん聞いてる！？｣





なんだこのカオスな空間。



私1人じゃ処理しきれなくなったところで、救世主(メシア)登場。

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