一触即発?【優奈:フリー】3 ページ35
一応覚えとくけどね!!ここ米花町だから!!
何が起こるか分かったもんじゃないから、保険として一応ね!!
ジン「それにしても、随分興味深いガキを連れてるんだな。」
ジンからの先制攻撃だった。
途端に空気が張り詰める……。
ジンの視線がチラリと哀ちゃんに向いた。
『ジ、ジンさん……。』
ジン「言わなくていい……。Aの事だ、深くは考えてねぇんだろ?……テメェがここで言ったら俺はここで行動を起こす。頭は悪いだろうが、察しのいいテメェなら何を意味するか分かるだろ?生憎俺は今は”黒澤陣”だ。Aに免じて目を瞑ってやるんだ……感謝しろよ?」
直後に小さく”シェリー”と聞こえた。
哀ちゃんが怯えるのが分かった。
コナンくんも冷や汗ダラダラだ。
とりま、1ついいか?
相手がジンとか、そういうの関係なしで言わせてくれ。
『ちょっと……うちの可愛い可愛い哀ちゃん虐めるとかどういう了見?……その不敬は万死に値する!!』
どこぞの慢心金ピカ王のセリフを拝借させてもらった。
果たしてこれがジンに楯突いたって形になるかどうかは分からないけど、私の無謀な行動にコナンくんと哀ちゃんは思わず顔を上げて絶句。
ジンに至っては完全にポカーンとしている。
しばらく静寂になった後、ジンが声を上げて笑った。
え?笑った?
ジン「流石、俺が気に入っただけある。俺にそんなこと言うのテメェくらいだwwww。」
『んっと……地雷踏んだ?』
ジン「いや、久々に楽しませて貰った。土産話くらいにはなるだろう。」
『土産話?誰に?』
ジン「ベルモットだ。この話したら悔しそうにするんだろうな、あの女。」
『ジンさん、結構ガチで楽しんでますね?』
ジン「たまにはいいだろ。」
あのジンさんが楽しそうに会話してるんだが?
見てよ、コナンくんと哀ちゃんの顔!!
あれから1ミリも変化なしなんだけど!!
大丈夫?息してるよね?
ジン「まぁ、いい。じゃあなA。」
『もう帰るんですか?』
ジン「元々コンビニにちょっと出かける予定だったんだ。長居する理由はねぇ。それともなんだ?まだ俺と居たいのか?」
ニヤリと顔を近づけてきたジン。
『ん”ん”っ!!……ファンサがいい……。諭吉何人いれば足りる?』
ジン「いらねぇ……。その代わり、また会いに来い。」
『えっと……プライベートに?それとも組織に?』
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瑠羅 - 瞳の中の暗殺者(蘭ちゃんお助けver)とても面白かったです~♪暗殺者シリーズが終わったら他の劇場版編も見てみたいです~♪ (2019年8月23日 16時) (レス) id: 83c69f8b3c (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - ゆずポン酢さん» 出来れば、両方読んで見たいです。蘭ちゃん側になって、記憶喪失になる方とコナン君目線の両方を読んで見たいです (2019年6月24日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - こめこっぱんまんさん» ありがとうございます!!長々と続いている作品を最初からなんて嬉しい限りです!!これからも愛読していただけるように頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c248c20236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» お返事ありがとうございます。では、私が書きやすい方にしてもいいですか? (2019年6月23日 22時) (レス) id: c248c20236 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - ゆずポン酢さん» そうですね……蘭ちゃん側も良いし、守り隊目線も読んで見たいです。 (2019年6月23日 14時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年12月29日 23時