【名探偵コナン】夢色traveler7

今日からお前は安眠枕だ！！【優奈:フリー】4 ページ31

でも、独特な血の匂いはしない。


脅しでぶちかました程度だな……。


いやいや、安心するところじゃなかった！！


あっぶね！！





『Hey！！Yo！！ジンさんこれ、どういう訳か1から10まで説明して欲しいんだが！？』





ジン｢うるせぇ……てめぇはこのまま黙って抱き枕になってろ……。｣





かなりドスの効いた声のはずなんだけどな……全然怖くないんだが？


あれか？顔が見えないからか？


胸筋に押し付けられるように抱え込まれ、足が絶妙に絡まっている。


これじゃあ文字通り抱き枕なんだが？


すると、頭の上から規則正しい呼吸音が聞こえてきた。





『え？ジンさん？…………おーい……ジンさん聞こえてる？………………おいおい……マジかよ……。』





これ、絶対寝とるやんな！？


爆睡してるやんな！？


無理なんですけど！？


お姉さんそろそろ思考回路キャパオーバーなんですが！？


思考回路はショート寸前〜♪


今すぐ会いたいMoonlight〜♪


”月に代わってお仕置きよ！”が始まってしまうんだが！？


しっかし……あのジンが私前にして爆睡か……かなりレアなのでは？


ん？ってか私それ程信用されてるって事？


これは……喜んでいいことなのだろうか……ダメな気がするのは私だけ？


というか、黒の組織も大変なんだな……。


仕事一生懸命こなす→閉店間近に思わぬ客来店→”帰るぞ”と拉致られる→ベット連行→抱き枕よろしくおやすみなさい←今ココ。


誰がどう見ても情報量過多。


頭パンクするに決まってる。


ジンは爆睡。


完璧ホールドで逃げるを選択できない。


となったら無駄な足掻きをしたところで変化なし。


そう思った私はもう色々考えるのを放棄した。


命あるだけ儲け、血が出てないなら軽傷ってことにして、図々しくも瞼を閉じた。



ー翌朝ー

『(顔がいい。朝からええもん拝ませてもらいましたわぁ……。)』






肌白っ！！


まぁ、あんだけ隠してたら焼けないのも当然か……。


女の子が羨む白さと透明感……零さん顔負けの肌のキメの良さ。


これ、なんか手入れしてるんじゃないの？


まさかの天然もん？


かーっ！！


イケメンって本当にずるいね！！


マジマジとジンの顔を観察していると、ギュッと私をホールドしてるジンの腕の力が強まった。





ジン｢…………ジロジロ見てんじゃねぇよ。｣





『えぇ……私が悪いんですか？ジンさんの顔が良すぎるのがいけないんですよ〜。』

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