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traveler38 ページ39

『あぁぁぁぁぁぁぁ!!やっぱりか!!それ、今日使う重要な資料なの!!昼休みに取りに行くから、そのままにしておいて!!』





萩原「……それやっちゃったら、Aちゃんお昼ご飯食べる時間ないんじゃない?」





『まぁ、それは仕方ないよ。忘れた自分がいけないんだから!!』





萩原「Aちゃん?それで、自分の事おろそかにしていいと思ってる?Aちゃんは今、誰に電話してんの?」





『え?ちょっと研二さん?声が怖いんだけど……もしかしておこ?おこなの?』




萩原「答えなさい。今、誰に電話してるの?」





『………け・研二さんです。』ビクビク





萩原「そうだね?そうしたらAちゃんがやることはひとつ、職場までの道のりを教えて。」





『……へ?』





萩原「これでも結構出かけてるの!俺が届けるから、場所と道順教えて。」





『いやいやいや!!流石にそれは…』





萩原「はい!それ、Aちゃんの悪いところ!!あのね?この程度で迷惑とか思ったりしないから!!むしろ、Aちゃんはもっと人に頼るべきだから!!あと、俺的にはAちゃんのこと助けられるし、Aちゃんの職場を知れるってことで、まさに一石二鳥〜♬」





『ゔぅ……じゃあ…。』




ガチャン。
ちょっと無理やり過ぎたかな?



でも、あれくらい言わないとAちゃん、気づかないからなぁ〜。



スペアキーに、今回の主役の茶封筒、そして特別にある場所を教えてもらった貯金箱から片道分の切符代を持って、萩原研二、Aちゃんに忘れ物を届けに行きたいと思います!!



しばらくこっちでAちゃんと一緒に過ごしていて、気がついたことがある。



Aちゃんは甘えてきたり、頼ってきたりすることが少ない。



“自分で何とかしなきゃ!!“って思い込む節がある。



“使えるものは使わなきゃ“っていう少しずる賢い思考がかなり乏しい。



これは俺の勝手な想像だが、多分Aちゃんは元からそういう子ではなかったと思う。



さっきみたいに、こちらが強気に出れば割と折れてくれるから。



だから、Aちゃんを囲む環境がそういう風にしてしまったんだと思った。



恐らく両親の突然の死。



頼れる人がいなくなって、でもやらきゃいけないことは山積みだから自分で何とかしなくちゃ、自分がやらなければ誰もやってくれる人はいないってなってしまったんだろうな。

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ゆずポン酢(プロフ) - 命亜さん» あぁ!!本当ですね!!修正します!!ありがとうございます!! (2022年5月16日 21時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - 7話なんですけど、花、米、町じゃなくて米、花、町では? (2022年5月16日 20時) (レス) @page8 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - くさん» だったら、夢小説自体読まなければいいんじゃないですか?それに、わざわざ言う必要あります?書かれていないのを見つけてそれで満足しておけばいいじゃないですか? (2022年3月25日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
- 内容がどんなに面白かったとしてもwを使う書き方はまじで無理小説読んだことないの?って思う (2020年7月17日 15時) (レス) id: a025419695 (このIDを非表示/違反報告)
米つぶ(プロフ) - 36話同僚のセリフ「一世一隅」ではなくて「千載一遇のチャンス」では? (2018年10月15日 3時) (レス) id: 1dae318618 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年7月14日 15時

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