traveler30 ページ31
しかも、残ってる記憶はマンションに仕掛けられた爆弾を処理して、安心してたらタイマーが動き出して爆発する直前。
マジで爆発する5秒前とかじゃなくて、もはや爆発したと言った方がいいくらい!!
意識だってしっかりしてた。
だから思ったんだ、“あっ…俺死んだ“って。
なのに目が覚めたら知らない場所。
これが、驚かないわけがないだろ!!
むしろ、驚かない奴がいたらそいつの神経疑うわ!!
その後、怒涛のように衝撃の事実が迫ってくるし…。
なんだよ、別次元って!!
なんだよ、マンガのキャラって!!
全く処理が追いつかなかったのは今でも覚えてる。
でも、Aちゃんと俺の話が全く噛み合ってない感じから嘘じゃないんだと思った。
あと、Aちゃんの様子が嘘ついてる感じじゃなかった。
今だからわかるんだけど、あの場で嘘ついたところでAちゃんにも俺にもメリットなんてないし、
どうせつくならもっとマシな嘘つく。
あと、あの画面見せられたら否定なんてできない。
自分で言うのもあれなんだが、素性を知らない俺に“一緒に暮らしませんか?“って言ってきたAちゃんには流石に頭抱えそうになった。
だって、あの段階じゃまだ俺、不審者同然だよ!?
それなのに、それがどうしたと言わんばかりに言ってきたAちゃんには呆れるしかなかった。
心の中でね!!
口にするは愚か、顔にも出さなかったけど!!
正直、Aちゃんには警戒心という概念がない!!
そうでなきゃあの申し出は納得できない!!
でも同時に差し出されたその手を握りたくて仕方がなかった。
右も左も分からなくて、この世界のこともわからなくて、お金もない。
正直、誰かの力を借りないと生きていける状態じゃなかった。
結局Aちゃんの優しさに甘えて、こうして一緒に暮らすことになったのだが…。
ふとした時に元の世界のことが頭をよぎる。
結局俺はどうなったんだ?
死んだことになってんのかな?
でも、俺がここにいるってことは遺体はないだろう。
爆発に巻き込まれたからって遺体は無くならないからな。
バラバラにはなってるかもしれないけど。
遺体なしで死亡って事にされることはないはずなんだけど…。
摩訶不思議なことになってんだろうな〜。
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ゆずポン酢(プロフ) - 命亜さん» あぁ!!本当ですね!!修正します!!ありがとうございます!! (2022年5月16日 21時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - 7話なんですけど、花、米、町じゃなくて米、花、町では? (2022年5月16日 20時) (レス) @page8 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - くさん» だったら、夢小説自体読まなければいいんじゃないですか?それに、わざわざ言う必要あります?書かれていないのを見つけてそれで満足しておけばいいじゃないですか? (2022年3月25日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
く - 内容がどんなに面白かったとしてもwを使う書き方はまじで無理小説読んだことないの?って思う (2020年7月17日 15時) (レス) id: a025419695 (このIDを非表示/違反報告)
米つぶ(プロフ) - 36話同僚のセリフ「一世一隅」ではなくて「千載一遇のチャンス」では? (2018年10月15日 3時) (レス) id: 1dae318618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年7月14日 15時