【名探偵コナン】夏色traveler

traveler23 ページ24

『ん？研二さん？何故、外に？』




萩原｢部屋ん中で吸ったらヤニ臭くなっちゃうじゃん？Aちゃんにタバコの匂いが付いちゃうのもなんか嫌だし、最低限のエチケットとして、外で吸ってくる。｣




『そんな、気にしなくてもいいのに…』




萩原｢俺が嫌なの！！｣




そう言って結局外に出ていった。




なんというか、律儀だなぁ〜。




外でタバコをふかしている研二さんは風呂上がりも相まってかなんか、色気がヤヴァイ……。




大人の男の人って、感じがすっげぇでてる！！




あの人ずるい！！




いつもニコニコして愛想のいいお兄さんって感じなのに、タバコ吸う時は大人の男の人って！！




ギャップありすぎじゃない！？




ガン見してたら視線に気づいたのか、研二さんと目が合う。




なんだか、悪いことしてたみたいな気持ちになって、どうしようかと内心オロオロしてたら、私とは裏腹にニコッと笑ってコチラに手を振る研二さん。




『ん“ん“っ“！！愛い！！』




窓閉まってるし、研二さんにはおそらく聞こえてないだろう。




とりあえず手は振り返しておいた。




研二さんがタバコを吸っているあいだにテキパキと調理を進めて、出来あげることができた。




『そろそろご飯にしよう！！』




萩原｢うん！もうちょっとで吸い終わるから待って。｣




『大丈夫！！その間に配膳しとくから！！』




結局、研二さんが戻って来るのと同じタイミングで配膳も終わった。




『さて！研二さん！！オムライスに何書く？』




萩原｢おぉ！！ノリノリだな。書いてくれんの？｣




『今ならリクエスト受け付けまっせ〜』ﾆﾔﾆﾔ




萩原｢オムライスに書くって言ったらやっぱり“大好き♡“でしょ！！｣




『ッハー！！ベタだねぇ…でも、いいでしょう！！やるって言ったの私だし！！』




丁寧に1文字ずつ書いていけば、我ながらかなりの出来栄えだった！！




思わず研二さんにドヤ顔してしまった(汗)




すると、研二さんはするりと私の手からケチャップを奪い取り、ついでにオムライスも奪われた。




萩原｢さて、Aちゃんはなんて書いてほしい？｣




『ガチなやつがいい？ネタがいい？』




萩原｢え？…なに、その質問。その質問になんの意図があるの？｣




質問の意味そのままだったんだけど、理解出来なかったのなら仕方ない。

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