隠しごとの理由【藤井】

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夏子｢まぁ、そんな事もないだろうけど。自分の彼女がAちゃんって恥ずかしくてみんなに言えないでしょ？｣









その一言は私が１番言われたくない言葉だった...









夏子｢わかったら邪魔しないでよね｣









そう言い残して教室へ戻って行った夏子ちゃん









流星が私と付き合ってるってみんなに言わないのは恥ずかしいからなの？









私ってキープなの？









流星がそんな人じゃないってことはよくわかってる...









でも、今の私には夏子ちゃんが言ってた事が全て真実だと思ってしまう









こんなに好きなのに...









でもそう思ってるのは私だけなんだ...









そう思ったら涙が止まらなかった









泣くだけ泣いて、気づいたらもう夕方だった









鞄を取りに教室に戻ると、私の席で寝ている流星









待っててくれたのかな？









嬉しいって思ったのは一瞬で、流星の寝顔をみてたらまた涙が溢れそうになる









気持ち良さそうに眠る流星を起こさないように









そっと流星の髪に触れる









A｢流星...大好きだよ…｣









私は流星を残して教室を出た









今流星と話したらまた泣いてしまいそうで、









全てが終わってしまいそうで怖かった...









でも起こさなきゃずっと寝てるだろう流星が心配で









部活でまだ学校にいる神ちゃんに流星を起こしてもらえるように連絡して１人で家に帰った

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