恋は屋上で【有吉弘行】1 ページ7
「有吉！！」
「んだよウッセーな」
「煩くない。君が授業サボるから、隣の席の私が迎えに来てるんでしょう」
「俺のことなんざ、ほっときゃいーだろうが」
「はぁ…。私だって好きでこんなことしてるわけじゃないよ。唯一同中学出身の私が先生から借り出されてるワケ。解る！？」
有吉弘行は問題児である。
それは中学の頃から有名で、何の嫌がらせか“有吉は私の言うことなら聞く”という偽情報がこの高校まで回ってきた。
中学で何の接点もないし、ましてや話したこともなかった。
それがこの高校に来てから同中学出身ってだけで先生たちから借り出されてるワケである。
「お前、ヒマ人だな」
「ヒマ人じゃない！今は授業中！！」
.
私だって大人しく授業受けてたいよ！
なんて言い訳に過ぎない。
本当は私が有吉の隣にいたいだけ。
だから全部有吉のせい。
私が授業サボるのも全部。
成績が下がってくの分かるけど、ここに来ることを止められない。
.
「分かった」
「じゃあ早く教室戻るよ」
「ちげーよ。お前俺のこと好きだろ？」
「は？」
「俺のこと好きじゃないと俺に構わねーだろ？(笑)」
「…だったらどーすんのよ」
「は？//」
余裕のある表情から、徐々に赤くなっていく目の前の男。
私も素直じゃないから、こんな言い方しか出来ないけど。
想いは本物だよ。
「私があんたのこと好きだったらどうなの？授業に戻るの？」
「…戻るかよ」
「あーあ。振られちゃった」
「…思ってもねぇこと言ってんじゃねぇよ」
有吉がボソリと呟いた所で授業の終了を告げるチャイムが鳴る。
「残念だったな。連れ戻せなくて(笑)」
「全く…」
屋上から出て行く有吉。
購買にお昼を買いに行くのはいつものこと。
「ふっ…」
有吉が居なくなった屋上はあまりに寂しすぎる。
「私、告白して振られたんだ…」
失恋って本当に泣けるんだね。
.
.
.
その日の翌日から私は屋上へは行かなくなった。
有吉に振られたからじゃない、戻る気はさらさらないって感じて取れたから。
「そうやって言い訳付けてるだけなんじゃないの？」
.
大久保さんにそんなことを言われた。
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エレン - リクエストでジャンポケ斉藤さんでお願いします！キュンキュンするのがいいなあ (2017年4月22日 23時) (
レス) id: 51473e6710 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - もっと分かれやすく…… (2017年3月19日 8時) (レス) id: 8563aaeabb (このIDを非表示/違反報告)
リカコ(プロフ) - ケンコバさんで彼女夢主をカッコよく助けてくれる激甘お願いしたいです。絡まれてるかストーカーから助けてくれる設定は大丈夫でしょうか？ (2017年3月15日 11時) (レス) id: 4fa7d204f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - 紫月さん» あっ、よかったら私の作品の『芸能女子は今日も走る！』見てみてください！沢山の芸人さんが出てきますよ！いのえるから大吉先生まで！なにかアドバイスあればお願いします( ^-^) (2016年11月21日 0時) (レス) id: 436a4b689e (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - ユカリ様 了解しました。前に書いたやつ気に入ってもらえた感じですかね。ありがとうございます(^^) (2016年11月7日 20時) (レス) id: 1a29020881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫月 | 作成日時：2016年5月2日 12時
