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なんでわかったの? ページ33

高校卒業の時のまま、時が止まった自室
昼間お母さんが布団を干してくれて、ごろんと横になる。


そういえば、私は亮に自分の気持ちを伝えてただろうか。
好きってことだけじゃなくて
イヤだとか、そういうのも含めて。
言ってないな。。

私もわかってくれてるって思い込んでたんだな…
ほんと、亮のことも、ヤスのことも責められない。。





さっきの星空と唐揚げの写真を亮に送った。


《俺も今実家》

そんな返信がきた。
実家にいるなんて書いてないのに。


《なんでわかったの?》

《そんな山盛りの唐揚げ、家でしか出てこん》

《探偵なれるんじゃ?》

《俺も山盛りの唐揚げやったから、ピンときただけ》


《お母さんの唐揚げ教えてもらうんだ。
忘れてたのに思い出しちゃったから恋しくなりそう。》

《そうして。》

そうして、って。どういうこと?



···久しぶりに、会話をしたような。
会話ってかメッセージたけど。。

なんだか嬉しくて、溢れてきちゃって。



《亮、好きだよ》




なんだか心が軽くなった
ずっと言えなくて言いたくて
だけど言っちゃだめな気がして隠してた想い


メッセージで送るなんてちょっと卑怯かもだけどね。

いいんだ。
もう隠すのも、見ないフリするのもやめよ。
素直になろう




《アホ》



うん
アホだね、本物のアホだよ。

それでいいや。

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作者名:アイハ | 作成日時:2021年2月2日 21時

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