CALL MY NAME（黄） (ページ20)

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寂しくない？ページ20

鍵をかけた時、着信が。

“安田章大”

ヤスが入学してきた時の新歓で交換したきり、１度も連絡なんてしたこともきたこともなかった。

「もしもしA？」

『もしもし、うん、』

「家ついたん？」

『今ついたとこ。』

「またよこちょに邪魔されたわ。
なんなん？よこちょと付き合ってんの？」

『や、付き合ってないけど』

裕と付き合ってた頃のことはヤス知らないもんな。
私が振られたのよ？
今更なんとかなることもない。と思う。

「ふーん、、なあ、この後時間ある？」

『明日仕事だし、あんま寝てないし、寝ようかと…』

「寂しくて泣いてない？」

『あは、大丈夫だよ』

二人で飲んでた時に話したこと、心配してくれたのかな。
ほんとに優しいなぁ、ヤス。

「寂しくなったらちゃんと呼ぶんやで。」

『・・・ありがと』

「Aの家のって駅どこなん？」

『○○』

「ほんま？近いやん！チャリで行けるわ。俺○△やし。」

『え、そうなの？』

「偶然やけどさ、ほんまに呼んでくれたらすぐ行くから。
一人で泣いたらアカンよ」

『はい・・・』

なんでこんなに心配されてるんだろう。
そんなにひどい顔してたかな？