オトコマエ ページ14
予選ライブがはじまって、それぞれのバンドに点数をつけてく。
ロックだったり、パンク、ヘビメタ、弾語り。
みんな選抜ライブに出たくて、合宿前から練習してきて。
合宿所のスタジオ時間の取り合いも懐かしいな。
３年の時は、亮のバンドが１位になった。
ギター弾きながら歌う姿は誰より格好良くて。
１位で呼ばれた時に、みんなの前でおもいっきりキスされたんだっけ
恥ずかしかったけど嬉しかったなぁ…
こんな時でさえ、頭の中は亮でいっぱい
嫌になるね、ほんと。
一日がかりで全バンドが演奏を終えて、幹部が集計に入る。
その間に部員は最終宴会の準備、
OBはまたまた買い出し。
裕と信ちゃんは幹部だから集計。
となると車を出すのはす ばるくんなワケで。
茜と私も買い出しに付き合うことにした。
なんで行くかって？好きなお酒を買うためだよ！
買い出しから帰ると、外の喫煙スペースでヤスが一人タバコを吸ってた。
安「Aおらんから探したやん」
『買い出し行ってた』
安「いきなり居なくならんといて。」
え、、なんで、、？
茜「ヤスー、重いー、これ運んでー！」
安「はいさーい。女の子は運ばんくてええよ、重いやろ」
茜「ヤス男前〜！見習え男ども！！」
渋「うるさい女でも運べ」
茜「うわ、ここに諸悪の根源がいた」
渋「今更お前らを女扱いしてどないすんねん！」
茜「うわ！もう酔っても介抱してやんない！」
安「大倉に電話するわ、ちょお待って。」
ヤスが大倉と丸ちゃんを呼んで、ひとまず荷物は運べたけど。
ヤスはなんで私を探してたんだろ？
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作者名：アイハ | 作成日時：2021年1月6日 11時
