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香奈side ページ3

どうしよう。
信ちゃんがいらんいらん言うから今の今までおみやげを買わなかったんだけど。

さっきお客様が店オリジナルのチーズタルトを10個ギフト用にって求めていってから、気になって仕方ない。


早番だからお昼がAちゃんと被るはず、と休憩室に向かう。
なぜかはや歩き。エレベーター来ない!まだ?!


もはやお決まりとも言えるラインでの会話。
大倉さん家に向かう道に和菓子屋さんがあるらしい。一安心。



《信ちゃん仕事ちゃんと終われそう?》

《おん、これから二本だからいける》
めずらしくお弁当の写真付き。
美味しそうなお肉、、

収録2本て、3時間で考えたら私たちより遅くなるじゃん。
大倉さんとAちゃんが目の前でいちゃいちゃするの見てるのつらいから!

《頑張ってね》

巻きで、とか付け足したいけど、
仕事に支障をきたしたり迷惑になるのが1番嫌だから、そんなこと言えないんだけど。

既読になって、返信が止まる。
今に始まったことじゃないけど、いつも業務連絡みたいな会話画面になっちゃうんだよね。


さて、私もはやいとこご飯食べて、ちょっと寝たい。
あ、Aちゃんに和菓子屋さんの名前聞けばよかった。もう行っちゃった。


まあ、いっか、、



瞼が限界、、、

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作者名:アイハ | 作成日時:2020年8月11日 21時

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