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「さー、肉焼くで!」

気合をいれた大倉さんが、すっごい塊のお肉を持ってきた。
いやこれこそ結婚式とかドラマでしか見たことない肉の塊ですけど!
下味をつけていてくれたみたいで、ローズマリーとかが上にぴょって乗ってる。

「『わー!すご!!』」

声そろっちゃったよ。


Aちゃん。
こういう、浮世離れしたトコロには敏感でいようね・・・
ちゃんと驚ける感覚忘れないようにしようね・・・


「ギュウやで!」

「よっ!貴族!上手く焼いてや!!」

なにその合いの手。笑


目の前でジューって焼き色が付けられていくお肉。
すごいなぁ。。
この人たちはこんなお肉にも慣れてるんだろうな。


「いつだったか、横山くんステーキ肉落としたことあったなぁ」
「あったなぁ、アホやほんま」
『横山さんてそんなにドジっ子なの?』
「ドジいうか抜けてるいうか、そーゆーとこあるよな」
「あるな。」
『へー。。』
「横山さんと信ちゃんが一緒にいるとこ一回見たけどさ、驚くほど綺麗だよ横山さん。」
『負けてる?』
「負けてる。。」
『まじ、、』

「Aは綺麗より可愛いやん」
『いやでもなんか悲しいよ・・・』

「ヨコの彼女も一般の子らしいで」
「『えっ!会ってみたい!」』

横山さん、彼女いるんだ!
まあいるよね、格好いいし信ちゃんと同い年だからもう40手前?ならね。

「横山くんになら会わせてもいいかぁ、どう?信ちゃん的には」
「まあヨコならな、、あとヤス?他は無理やな」
「無理って!笑
そういや香奈ちゃんて丸のタイプっぽそうやもんな」
「ほんまアイツだけは油断ならんわ、、」

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作者名:アイハ | 作成日時:2020年8月11日 21時

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