そろそろ弟離れしろ！【糸師兄弟】

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食堂でその事件(？)は起こった…(唐突)


今日は仕事が多すぎて疲れていて、ゆっくりご飯を食べたいと思い、まだ1回も行ったことがないフロアの食堂でご飯を食べることにした。

見知らぬ顔がいっぱいだー、なんて思いながらもご飯を食べ進めていた。ちなみに今日は野菜炒めです。


食べ終わったので食器を返して、風呂でも入るかーと思って食堂を出ようとした。



「は？炉泉……？」



よく耳に馴染んだ声が聞こえた。

これは誰でしょう！正解はみんな大好き糸師凛くんでしたー！

反射的にふりかえってしまい、バッチリ目があってしまった。

やべぇと思っていると、こっちに近づいてきていきなり抱きついてきた。珍し過ぎて固まった。

え、デレ期？ヤダもう可愛い。ちょ痛いって！骨ミシミシいってるから！！



「お前俺に一生隠し事しないって言ったよな」



あ、終わった。

抱きついてきたからキレてないどころか機嫌いいと思ってたけど余裕でブチ切れてた。氷点下低音ボイス久しぶりに聴いたわ！(現実逃避)



「ど、どどどちら様で「あ"？」り、凛！久しぶり！」



凛は、隠し事をされるのが嫌いだ。
少し前に兄ちゃんと電話してるのがバレて、2回目の首絞めされました。ワイルドだね(危機感ゼロ)


先に凛に会って言えばよかった、と思う人もいるかもしれない

だが！ちゃんと理由がある。

さてここで問題です！ｼﾞｬｼﾞｬﾝ！この中で言わなかった理由はどれでしょうか！

・凛はここでマネージャーする事を許してくれないと思ったから(独占欲強いから)(血の気が多い人が沢山いて危ないから)

・青い監獄に行って俺への依存を卒業して欲しかったから(関わったら出来ない)

・シンプルに会わなかったから


正解は〜？
全部でしたー！！

会ったら言おうとは思ってたけど、いつの間にか時経ってて今更言ったら何隠してたんだよって怒られそうでビビって言えませんでした。はい。


ごめんごめん言いまくってたらやっと離してくれました。
死期を感じた。三途の川が見えたよ…



「お前誰にでも微笑むのやめろ。フレンドリーに話しかけんのやめろ。変な虫が湧く」


「ここに虫居ないはずなんだけど…、俺虫嫌い」


「ﾊｧ…、そうかよ。とりあえず辞めろ。バカ炉泉」



誰がバカだよ！！ってキレようとしたけど、ほっぺつままれて言えなかった。でもその時の凛の顔が穏やかだったので許す。



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