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「兄ちゃん!!!!」



兄ちゃんだと確認できた瞬間、俺は走って抱きつきに行った。



「……炉泉」



久しぶりに聞く兄ちゃんの声に涙が溢れそうになった。




「兄ちゃん、おかえ、り……」



兄ちゃんから少し離れて、兄ちゃんの顔がしっかりと見えた。
俺は言葉が出てこなかった。

やつれた、隈が濃く、疲れきった顔。
何が兄ちゃんをこうさせたんだ



「………炉泉。世界は格が違ったよ」


「……え?」


「俺は、夢を描きかえた」




「俺は世界一のミッドフィルダーになる」




そう、覚悟を決めたように言った兄ちゃん。



「………なんでだよ、」


「………」



「なんで、なんで約束守ってくれなかったんだよ……」



「無理しないって、連絡するって、約束しただろ、!」




そう言うと、兄ちゃんは少しびっくりしたような顔をした



「お前は、俺を否定しないのか……?」


「はぁ、?兄ちゃんがそうするって決めたなら、俺は応援する。兄ちゃんの人生だし、否定しねぇよ。でも!1人で無理したのは許さねぇ」


「………そうか」



なんで兄ちゃんはここまで抱え込むんだろう。
今だって、何も相談しようとしてくれない、そんなに頼りないかよ……



「とりあえず話聞かせて!話したくないは無し!」


「今日家帰ってくる?」


「いや俺は、家には帰れない。ホテル取ってある」



母上も父上も、もちろん凛も、めちゃくちゃ兄ちゃんが来るのを楽しみにしていたのに。

でもそれは言えなかった。家に帰れないと言った時、とても苦しそうな顔をしていたから。



「……俺もホテル行く」



そう無理を言って、ホテルに行って話を聞いた。


まず、スペインに行ってあった事。そして、帰ってきて凛と喧嘩をした事。

どれも、想像できないくらい辛い話だった。



「ヒグッ、兄ちゃんっ、今度からは絶対連絡してよっ」


「なんでお前が泣くんだよ……」



何故か兄ちゃんじゃなく俺が号泣。
でも兄ちゃんは少し笑っていた。良かった。

俺は少しでも兄ちゃんの役に立てただろうか。



「母さんが心配するだろ、家まで送る」


「………明日も来るから!次はお茶もってくる」


「はいはい、分かったよ……」



そんな事言いながら最初よりも表情が柔らかくなっていた、気がする。



――――――――――


ナイトスノウ後の話です
ここから始まる依存……

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バナナプリン - どチャクソ好きです🍌冴ちゃんとの絡みも楽しみにしてます!!!✨ (1月9日 0時) (レス) @page36 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - ブルーロック編楽しみです!!!頑張ってください!!! (12月11日 2時) (レス) @page30 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - 快晴さん» いつもコメントして下さってありがとうございます!励みになってます😃更新頑張ります💪 (10月11日 23時) (レス) id: 0ce5a8fce5 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - センバヅルさん» ありがとうございます🙇読んでいただけて嬉しいです!応援有難うございます!更新活力になってます😊 (10月11日 23時) (レス) id: 0ce5a8fce5 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル - 最近見つけて一気読みしました!めちゃくちゃ面白いです!!応援してます😊 (10月9日 16時) (レス) @page15 id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Cherry | 作成日時:2023年8月5日 22時

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